99/03/27 ラフに行こうぜ!
〜:春だね〜。春になると痴漢が湧いて出て来ますよ。
庸:自分で言ってりゃ世話ないぜ。で、なにを飲むんだ?
〜:自分でって何が自分ですか。ま、とにかく。オーガズムでも頼もうか。
友:何だそりゃ。
庸:カクテルだな。
友:えげつない名前のカクテルだな。
〜:ここ最近の動きからして、こういうものを頼んでみるのもいいかと。
友:何の動きだ?
庸:どうも、お前の息子のところの掲示板がまたしてもやってくれたらしくてな。
友:何だ?何があったんだ?
〜:ダメダメ、友ちゃんには詳しい話何一つしてないんだから。
庸:あ、そうか。
友:おいおい。息子の留守中に息子の掲示板で何が起こっているんだぁ!?
〜:だから掲示板書き込んでみそ。
友:それは……。
庸:物事は何事もトライだ。さぁ、行けっ!
友:しかし。用件がなにもないぞ。
〜:まぁ、今回の話題は掲示板そのものじゃないし。その付近で、さらに……。
友:さらに、なんだ?
〜:ラフなイラストを見つけて、男たちはラフィング(laughing)って事さ!
友:ラフなイラスト……?裸婦像か?
庸:鋭いな、さすが現職の刑事だ。
友:冗談だったのに。
〜:言っちゃだめよ〜。
友:そんなものが息子の掲示板に隠してあるのか?取り締まらねばならんな。
〜:行っちゃった。見たいのかねぇ。
庸:あの朴念仁が女の裸に惑わされるとも思えんがな。
〜:まぁ、今のところ見つけた人も少ないみたいだし。友ちゃんに見つけるのは無理だな。だって、コンピュータ苦手なんだもん。
庸:ビギナーズラックと言うか、素人は怖いぜ?案外あっさり見つけてきたりな。
友:こらあああぁぁぁ、これは何だぁ!
〜:げ。なんでそんなものを。『探偵さんへ』に行ったんじゃないのかぁっ!
友:ヒントになるものはないか他の掲示板とかも調べてたんだよ……。お前、『探偵さんへ』で覗き魔って言われてたが……。楽しいか?
〜:男の風呂を覗くのは楽しくないぞ。やっぱり女の……何を言わせるのですか!
友:とにかく。この件に関して……。まだ何も言ってないぞ、逃げるなあぁぁ!待てえぇ!
〜:ふははは、待てと言われて待つのはじゃれあう恋人ぐらいさっ!
庸:……いいねぇ、暇人は。楽しそーで……。
99/03/09 少女の私にさよならをpartU
あらすじ:ルシファーの話題が出たことで友貴は拗ねて帰ってしまった。詳しくはこちらをお先にどうぞ。
〜:もう路地にもいないぞ。
庸:あいつ、逃げ足がこんなに速いとは。追いかけるときはそうでもないんだけどなぁ。
〜:友ちゃんもいなくなったし……。むふふふ〜ん、これからは大人の時間すわっ!
庸:な、なんだよ。
〜:いや、友ちゃんがいるとできないような'Y'なトークを。
庸:"Y"と言うと、ワイセツのYか。いいね、そういう話は好きだぜ。
(この先は18才未満の方はご遠慮ください(笑))ジョークです
〜:この好色男めっ。俺もだね。
庸:で、どんな話だ?
〜:とある筋の情報なんだが、ある帝国で動きだした計画があるんだ。
庸:なんか、堅そうな話なんだけど。
〜:まんだ決めつけるのは早かんべよ。その計画の名は『山本君悩殺計画』!どう?
庸:お、いかにもな名前だな。
〜:で、これがその計画の内容なんだが。こいつを山本君に見せればイチコロよ、とね。
庸:ところで誰だ、山本君。
〜:この人のヵレシですよ。
庸:アクセントを最後にもってくるな。……お、見た事あるな。確か……恭子ちゃんだったかな。
〜:さすが庸二、女の事は忘れないね。とにかく、これの後の本人の反応がねぇ。と言うわけで、ノイズのページを覗きに行こうではないですか。
庸:どれどれ。
〜:電気消して。店も閉めちまっていいだろ。がら。
恭:あら、こんばんわ。
〜:おわはぉ〜!きょきょっきょきょ恭子ちゃん。ななななんでこんなところにいるんでありますかっ!
恭:何よその焦りようは……。もしかして、やっぱりあの絵の話をしてたんじゃ……。
〜:知らぬ存ぜぬ私は無実です!
恭:コサインさんがそういって、無実だったことって無かったような……。吐きなさいっ!
〜:わたくし、飲んでますんでそういわれると吐瀉いたしますよ。
恭:汚いなぁ。……そうやって話をそらそうとするあたり、ますます怪しいのよね。
〜:あの絵は妖しいです。
恭:やっぱりあの絵のことじゃないのっ!掲示板でちょこちょこもらしてたから様子を見にきたのよ。まったくも〜!
〜:ところで、今日は一人なの?相棒はどうしたの。
恭:あ、涼子は……連れてきたらややこしいことになるし。あははは。
〜:大変ですな。
恭:誰のせいよ、誰の。
〜:俺でないことは間違いない。
恭:も〜、何かっていうとあたしばっかりこんな目に〜!たまには涼子にしてよ!
〜:でも、裏のいずページのチョコレートは涼子ちゃんのほうが被害者では。
恭:あんなちょっとじゃどうしようもないじゃない。それにもらったのはあたしだし。だって、あの聖良だってあんな露出度の高いレオタードの写真、公開されたのよ。芽美だって、あの、そのっ、
〜:あの掲示板のイラストですか。
恭:そうそう、あのこれからの。ああっ、これは、そのっ!
〜:何が言いたいの。あの芽美ちゃんがうらやましいの?
恭:ちがうの〜!ほら、芽美だってあんなのがあるし。で、あたしの、アレ、でしょ?なんで涼子にはそういうのがないのよっ、不公平だわ!
〜:要するに涼子ちゃんを脱がしたいわけだね。
恭:あ、あれ?あたしそんなこと言ったかな?
〜:解釈はさまざまでございます。
恭:脱がしたいっていうのかな、別にそんなつもりじゃないんだけど、あの、その。
〜:そういうことは他の人に頼もうね。senson☆ゞさんとかCount_Zeroさんとか。
恭:たた頼めるわけないじゃない!
〜:ところで何しに来たの?
恭:えーと、何しに来たんだろ。あれ〜?
〜:未成年者の出歩いていい時間じゃないぞ。ほら、帰った帰った。
恭:うん、帰る。あーん、なんかもう、わけ分かんなくなっちゃったよぉ。
庸:災難だな、あいつも。
〜:どこにいたの。
庸:いや、電気消せって言うから電気消しただろ。そのあと入り口のほうでお前が恭子ちゃんと鉢合わせしたから闇にまぎれて様子を見てた。
〜:人が災難に遭っているときは助けましょうね。
庸:俺がそういう性格じゃないの、知ってるだろ?
〜:この人、本当に元刑事!?それより、どうする?ノイズのページ、覗いてくる?
庸:なんか、今のきいてたらわざわざ見に行く必要なくなったような気がするんだが。店開くぞ。
〜:じゃ、のみ直しましょうかね。バーボンのオンザロックプリーズ。
99/02/22 母神の誕生
〜:いヤッホーぅ!メリーぃクリスマス!
庸:……。どうした、今日は。酒が切れたのか?
〜:人をアル中みたいにいうな。俺はアル中じゃない!……俺はまた一つ嘘をついてしまった……。
友:それはいいけど。クリスマスなんて2ヶ月も前の話だぞ。気でも違ったか?お前、アルツハイマーにでもかかったのか?
〜:まさか。それよりも君たち。今日が何の日か分かっているのか?
庸:2ゾロの日だよな。
友:あ、そういえば誰かの誕生日だって聞いたような。
〜:そう!それよそれ!にしても、何という……。君たちは偉大なる創世主の生誕記念の日を何だと思っているのかね。
庸:偉大なる創世主?
〜:あ、庸二にはあまり関係なかったんだっけか。いや、この地に住んでいること自体偉大なる創世主の恩恵にあずかっているのだから祝わねばならぬぞ。
友:あぁ、今ので分かった。
〜:と言うわけで、今日は偉大なる創世主である大地母神、聖・立川恵様の生誕記念の日なのでした。飲むぞーぉ!
庸:結局はそれか。
友:すごい肩書きをつけられて立川先生もいい迷惑だろうに。
〜:いや、立川先生を神と言いだしたのは俺ではないので。とにかく、今日もしっぽ系のサイトの更新が楽しみだぞーぃ!
庸:お前も何かやらかす気だな?
友:どうせ、俺の昔話だろ?
〜:むぉちろん!ただ、それだけじゃないんだな。俺の企画物としては初のヴィジュアル系!
友:ラルクとかか?
〜:ぐは、友ちゃんの口からラルクが聞けるとは思えなかった。
庸:とにかく、絵だな。
〜:絵なんだけどね。大きな絵はとてもかけないので小さな絵を動かすことにしたの。セイント・テールのスケートショー!
庸:こりゃまたちっこい……。
〜:悪い!?
友:どうでもいい。
〜:それが一番ひどい。とにかく、今回はこれの裏話っすね。ほんとはね、これ作り出したきっかけは今噂のあの掲示板にあった、『砕氷人アスカJr.』話なんだよ。それで、セイント・テールとアスカJr.が氷の上で追いかけっこーっていうのを作ろうとしたんだけど。
庸:力尽きたわけだな。
〜:そうなの。しくしく。
友:何で息子を出さないんだ。
〜:このテールちゃん、1/28〜29のお茶会でQべぇさんが使ったdance.gifが元になってるんだけど。信じてくれないかもしれないね。で、だ。せめて、あれのアスカJr.バージョンがあればやれたと思うんだけど。
庸:要するに、描くのが面倒だったわけだな。
〜:そうでーす。野郎だしさ。いいんじゃない?万民の敵らしいし、いないほうが。
友:……貴様。
〜:うっ。で、ではこれから小説のほうもアップしてきまーすではっ!
庸:逃げたか。
友:まったく。
99/02/19 ケイジバンは蜜のアジ
友:なぁ、教えろよ。
〜:なんのことかな?
友:本物のワイルドターキー15年物、おごってやるからさぁ。なぁ。
〜:んー、おいらには8年物で上等さっ。
庸:さっきから何ぼそぼそ言ってるんだよ。こいつが何かやらかしたのか?
友:いや、こいつじゃなくってさ。ほら、うちの息子の掲示板、あるだろ。なんか、あれの様子が変だったんでこいつを様子見に行かせたんだけど、そのあとそのままどこかに行っちまってな。
庸:それは、こいつをあてにしたお前が悪いんじゃないのか?
友:まぁ、そうだが……。こいつが酒で釣られないんだ。よほどのことだぞ?
〜:ま、言ってみれば酒より価値があったってことよ。事実を知りたければ友ちゃんも掲示板に書き込んでみたら?
友:そ、それはだな。
庸:話題がないってのか?あいさつだけ書いてくりゃいいじゃないか。
友:しかし。
庸:お前、変なところでシャイだな。
友:悪かったな……。こうなったら、意地でもこいつの口を割らせてやる!
〜:わ、わ、わ、拳銃は反則っす。いやーん。やめてー。
庸:あーあ。ん?
真:あら、ちょうどよくキャストがそろってるじゃない。くす☆
〜:はぅ、まじゅりん。
真:……。その呼び方、やめてくれる?
〜:あの。催眠術はやめてね。右は銃だし左は催眠術だし、絶体絶命の大ピンチってヤツだね。
庸:お前、別に酒飲みに来たわけじゃないんだろ?何の用だ?この間のリベンジか?
真:この間って、ずいぶん古いんじゃない?違うわよ。ほら、掲示板にあの絵のことで書き込んだじゃ……。
〜:ちょいとお待ち、まじゅりん。飛鳥刑事の前でその話はせんときや。
友:なんだよ。そんなにしてまで秘密にしたいのか?
真:それより、まじゅりんて呼ぶのやめてぇ〜……。怪盗としての威厳がなくなるじゃないのっ!
庸:いいじゃねぇか。ガキにはガキらしい呼ばれ方ってのがあるんだ。似合ってるんじゃないのか?まじゅりん。
真:やめてよーぉ。もう!とにかくっ!飛鳥刑事がいなければいいんでしょ!?飛鳥刑事を帰らせるわよっ!
友:なっ……!?
〜:あ、催眠術。
真:さぁ、お家にお帰りなさい……。
友:……う。
真:さ、これでいいんでしょ?
庸:……、けっこうなお手前で。
真:お茶みたいに言わないで。さて、と。まずはあの掲示板の絵の内容、どうしてわかったの?
庸:おい、真珠。そのグラス、友貴のだぞ。
真:どうでもいいわ、そんなこと。
〜:間接キスだよ。
真:……替えて。
〜:絵の内容だけど。恭子M.@由里ちゃんさんの書き込みの感じで、大人になったアスカJr.が芽美ちゃんに何かをやらかそうとしている絵だというのがわかるね。つぎのあたりつきSankta Betuloさんの『これからかぁ』で、これからその何かが、今まさに押っ始まろうとしているのがわかるね。で、おいらが見に行く直前のQべぇさんの書き込みで、芽美ちゃんがとんでもない、妄想に走るような状態で描かれているのがわかると。さらに、senson☆ゞさんの告知書き込みの『芽美ちゃんがかわいそうなので全世界に公開はちょっと…』『全世界123億の芽美ちゃんファンを敵にしてしまったような』が、今までの推理が正しいことを裏づけてくれるのだっ!
真:なんかあんた、バカに見えるけどいろいろ考えてるのねぇ。見直したわ。でも、もう少しマシなところに頭使ったほうがいいんじゃなーい?
庸:無理な注文だろ、それは。
〜:そう。このパワーは妄想が起爆剤になっているのさ!
真:変態。
〜:その一言で片づけないで。
ちなみに、その書き込みにある『全裸で絡み合うテールと聖良』イラスト、「それって、同人誌の表紙ぢゃありません? 花びらの位置が絶妙(爆)」とのことでしたが、まさしくそれであります。おっしゃる通り、花びらの位置が絶妙!『えぇっ!?な、何それ!知らないよぅ!』という人は、http://www2u.biglobe.ne.jp/~pokopen/を漁ってみましょう。senson☆ゞさんが善人に思えること請け合いでございます。いや、消されてないという保証はどこにもありゃーせんがね。
庸:話が済んだところみたいだけど。酒はマティニーでいいんだな?
真:なに、それ。
庸:カクテルだ。
真:あ、そう。じゃ、それもらうわ。この間はいきがってバーボン飲んでへべれけになったからね。カクテルなら大丈夫よね。
〜:マティニー……。ま、いいか。それにしても、あの絵といい、その前の聖良ちゃんといい、senson☆ゞさん、バリバリ描いてるなぁ。近ごろ、この辺の連中の暴走のきっかけを作ってるのは全部senson☆ゞさんじゃないか。裏のいずのきっかけもそうだったし。
真:裏のいずといえばさぁ。なんか、あれ以来沙綾が絡みついてきて困ってるの。ふぅ。
〜:絡みついてくるのはしょうがないんじゃないの?習性だし。
真:あたしまでいつの間にかあさがお娘にされてるしね。うふふふ、あたしこれからどうなっちゃうんだろ……。
〜:どうなるって。掲示板見てりゃ分かるべさ。沙綾ちゃんと、愛のあさがおシスターズとして一馬君にやきもちを妬きながらも幸せな日々を……。
真:ちょちょちょちょっと。もう!それは違うってさんざん言ったじゃないのよ!やーね、男って!
〜:じゃ、ノイズの二人の代わりに魔手に……。
真:それもいやっ!あたしにはもっと普通の未来はないの!?あーん、どうしてこんなことになっちゃうのよおおぉぉ……。
庸:泣き上戸か?こいつ。
〜:知らん。人生を悲観するのは早いぞ、まじゅりん。君は将来ちゃんと……おっと、これは木山さんから口止めされていたような。あぶねー。
真:なによっ!あたしはあぶなくないわよっ!あぶないのはあんたのほうでしょ!?もー、なんでこんなヤツに昔のこと知られちゃったのかしら……。
〜:ひんむかれた話のことかい?
真:それもそうだけど。その前のことも掴んでるんでしょ?
庸:ローズマリーと会う前か。どんなガキだったんだ、こいつ。
真:言わないでよ。
〜:いいません。こいつは当面の切り札に使えそうだな。そんだけ嫌がってるところをみると。
真:ぎく!
庸:なんだ、どんな過去なんだ?またひんむくのか?
〜:まだ小学校にも行ってない頃のガキの裸見てどうすんだよ。まじゅりんがひんむかれるのはこれからでしょ?
真:ちょちょちょ、ちょっとどういうこと!?それ!
〜:だって、聖良ちゃんのイラストが来て、次に芽美ちゃんのイラストでしょ?とりあえず、次に来るのはノイズかリナかまじゅりんのいずれかだし。どっちにせよ、この妄想ぶっちぎりモードに入った我々は止まらないと思うよ。はてしなく。
真:じょ、じょ、じょうだんじゃないわよぉ!なんであたしは悪党なのに、正義の味方でもないヤツによってたかってひどい目にあわなきゃならないのよっ!もういやっ!
庸:あ、逃げた。
〜:信じるか、こんな話。所詮は子供よのぅ。ういやつじゃ。
99/01/27 銀盤に舞う天使他一名
〜:おばんになりましたー!男だけど。
庸:馬鹿が。似たようなボケ、前にもやったろうが。
友:進歩のない奴だ、ほっとけ。
〜:冷たいこと言わないで。あれ?今日は先客がもう一人。
庸:珍しく仕事を早く切り上げてきたと思ったら、コサインの奴と鉢合わせか。ついてなかったな。
〜:それより、最近スケートの話題で盛り上がってるの、知ってる?
友:ついさっきまでその話をしていたところだ。
〜:まぁ、この顔ぶれだと自然にそうなるかもしれないなぁ。でも、これは見たかい?
庸:ん?……!これは!
友:あのスケートの時の、聖良ちゃんの写真か。どこで手に入れたんだ?
〜:出所は訊くな。人づてに入手したとしか言えないな。
庸:なになに、くるならきてみろっ!の探偵さんへ……の1000書き込み達成記念か。
〜:はぅ、バレテーラ!紙がはさまってましたか。それはそれは。ふぬぅ。
庸:相変わらずどこか抜けてるんだよなぁ、お前は。
友:ところで、この聖良ちゃんをリフトしているキザったらしい顔の男。どこかで見たような気がするんだよなぁ。
〜:あ、そいつはねぇ、
佐:ふっ、僕のことかな?
〜:さ、佐渡、いつの間に!しかし、キザと言われて出てくるかね、お前も。
佐:ふ……(涙)。
庸:しかし、人並みの運動神経の聖良ちゃんがこんな事できるのかねぇ。佐渡、お前そんなに運動神経いいのか?
佐:ふ、そんなこと言うまでもないさ……。
友:それじゃ分からん。
〜:詳しくはこのレポートを読んでくれ。
庸:……お前、よくこう言うの持ってるなぁ。
〜:ひめさんだよ。その写真が出てきた時に即書き上げたんだよ。さすがだね!
友:何だ。結構すごいんじゃないか。
〜:君の息子とは満月とスッポン汁だねぇ。
佐:アスカJr.なんかと比べないでくれ。プライドが傷付くじゃないか。
友:貴様ら……。
佐:うっ。
〜:一言多いんだよ、お前は。
佐:人のこと言えるのか、君は。
庸:それにしても、最後のこのリフト。よく成功したよなぁ。こいつは相当難しいんだぞ。
佐:全ては愛のなせる業さっ。
友:愛ねぇ。
〜:ところでさ、お前。友ちゃんの向こうで一人、黙々とグラスを傾けている人が誰だか知っているのかい?
庸:知っていたら言わないだろ、そんな大それた事。
佐:……?えと、どちらさんで?
友:その、聖良ちゃんのオヤジだよ。
(本日の先客 深森昭良)
昭:……どうも。
佐:……ええっ!?
昭:なに、話は聞いているよ。いろいろな方面からねぇ。まだ夜は長い。今夜は語り明かそうじゃないか。
佐:あ、あ、あの。
昭:旦那、ジンを。彼にはビールでもだしてやってくれ。
〜:酒を飲ます気だぞ。未成年に。
友:知らん。
〜:あ、見捨てたな。
庸:アキラはうわばみだからな。まともに張り合うと命にかかわるぞ。量が増えると昔の血が騒ぐし。
昭:自分の金じゃそんなに飲まないさ。
〜:それは、俺に出せと言うのかな?
友:よせ。シャレにならん。
〜:さーて、まだ時間も早いし。帰ってネットでもやろかな、と。
友:じゃ、俺も寝るかな。
庸:サシで飲ます気か。知らんぞ。
佐:ふ、深森さんとの愛を貫くためにはこのくらいの覚悟は必要なのは分かっていたさ……。
庸:どうかね。なまじの覚悟じゃ後悔するぞ。
友:じゃぁな。
〜:金ができたらまたあおう!さらばだ!
庸:あーあ、帰っちまった。まったく。
99/01/15 3rd face
庸:いらっしゃい……。何だお前らか。
友:何だとはなんだ。こいつと一緒に来たからといって、こいつと同じ扱いとは心外だな。
〜:はぅ。同じ扱いされると心外とは心外だじょ。
友:こいつには入口で鉢合わせたんだ。一緒に来たわけじゃない。
庸:まぁいいや、で、何を呑むんだ?
友:バーボンミントジュレップ。
〜:マイタイ。
庸:……二人してややこしいの注文しやがって。すいてるからいいようなものの……。ぶつぶつ。
友:そういうな。
〜:まぁ、そういわないの。今日はいいモノを持ってきたから。
庸:何だ?
友:またろくでもないものじゃないのか?
〜:ふふふ、みくびられては困る。今日持ってきたのはこれだ!
庸:写真?
友:誰だこれ。……息子ににているような……。
〜:鋭い。実はこれ、飛鳥刑事の孫、雅貴君の写真なのすわ!
友:おぉ!?
庸:何ぃ!見せろ見せろ!
友:お前はカクテル作ってろ。
庸:うー……。それにしても、ずいぶん早くないか?まだ17だろ?あいつ、いつの間に……。
〜:何か勘違いしてないか?まだ生まれてないって。
庸:だよな。……って、なんで生まれてない奴の写真があるんだよ。
〜:ほら、岡山のセンセが持ってたんだよ。見せびらかしように。あの人、未来からも情報仕入れてるし。
友:うーん、俺に似て男前じゃないか。
〜:俺に言わせて見れば母親に似てかわいいのではないかと。
友:男色か?
〜:んなあほな。
庸:俺にも見せろ。早く見せろ。
友:それならばカクテル早く作れ。
〜:くるならきてみろっ!の探偵さんへに貼りだしてあるからじっくり見ればいいでしょ。ほら、カクテルカクテル。
庸:ほれ、マイタイできたぞ。友貴のはダークラムとブランディー、どっちがいいんだ?
友:ダークラムがいいな。
庸:よし、できたぞ、バーボンミントジュレップ!見せろ。
〜:ほら。ずいぶんと早いね。手抜きくさい……。
庸:お前らの飲むカクテルに手なんぞかけていられるか。ほう、これがそうかぁ。友貴よりいい男じゃないか。こっちの写真は誰だ?
友:それは俺も気になったんだが。妹か?
〜:そっちは雅貴君の彼女の明日香ちゃん。
庸:飛鳥の彼女が明日香か。どっちもアスカじゃないか。
〜:だからダブルあすかって言うんだよ。
庸:この二人が結婚したらどうなるんだよ。この女一人でダブルあすかじゃねぇか。しめてトリプルあすかか?
友:馬鹿なこと言ってるんじゃない。
〜:それは大丈夫だと思うよ。岡山のセンセ、とんでもないこと言ってるし。
友:何だ、とんでもないことってのは。
〜:いやぁ、未来でもみんな元気で何よりだ。健康が一番だねっ!
友:ごまかすな。
庸:俺はどうなってるんだ?まだこの店やってるのか?
〜:この店は養子に任せてさらにヤバい領域に手を出しているみたいだね。
庸:養子?そんなのいるのか。
友:何か、こいつらしくないな。
〜:養子は大川淳也君。養子にとられて姓が佐々木に変わっているけど。
庸:大川……淳也?ど、どこかで聞いたような。
〜:それはもう、実の子のようにかわいがっているらしいよ。
友:わからんでもないような。まぁ、頑張れや。
〜:しかし、庸二も方々で出てるよなぁ。オリジナルキャラだから好き放題できるってんでいろいろやらせすぎたかな。
庸:そういうな。目立つことはいいことじゃないか。
友:お前の小説でも段々俺が目立たなくなってきてるって言うじゃないか。
〜:ルシファーちゃんを泣かせた報いさ。
庸:泣かせたのか。
友:しまった。またしても墓穴を……。コサインの小説の話を持ち出した俺が馬鹿だった。
〜:さーて、ほどよく酒が回ったところでルシファーちゃんの旦那登場の話の続きでも書くかな。
庸:勘定は払えよ。
〜:分かった分かった。釣はとっとけ!
庸:240円足りないぞ。
〜:……はひ。200と、40円。
友:なにやってんだか。
99/01/08(2) 禁断の花園
あらすじ:酒場で駄弁っていた私は、気になることがあってノイズな二人の様子を調べに行ったのだが……。詳しくはこちらをお先にどうぞ。
庸:お、戻ってきたな。
〜:う、うーむ。とてつもないものを見てしまった。目の毒だ。
友:何だ?
〜:詳しくはノイズな二人のページを見てみそ。とりあえず落として来たのでレッツビュー!
庸:……。正月早々、何やってんだ、この二人は。
友:あーあー、見てないと思って……。まぁ、これで謎だったシャンパンの行方は分かったな。
〜:うん。ひめさんに教えておくか。
庸:ほっといてやれよ。たかだか1780円くらい。
友:本当に女には甘いな。何の見返りもありゃしないぞ。
庸:それは分かってるけどよ。もう癖みたいなもんだな。
友:しかし、まぁ、あられもない。親が見たら泣くな。恭子ちゃん、人目を気にしていたら、一番タチの悪いのに覗かれたな。
〜:ビデオまで撮られてかい?
友:なんで撮ってるんだ、そんなもの。恐ろしい奴だな。
〜:いや、べつに。そういえば、恭子ちゃんは受難の年らしいね。って俺が言ったのか、これは。
庸:最初は真珠の受難とか言ってたんだよな。ON会だったっけ?
友:ああ、このこいつのアフロの原因か。その頭、気になるんだけど。……似合うよな。
〜:似合ってる?じゃ、しばらくこれで行くかな。
庸:しかし。「児童福祉法」とか「児童手当法」とかの話が出てるだろ。木山のセンセからさ。
友:そんな小難しい話してるのか。
〜:ああ見えて、福祉士なんだってね。センセ。(中ツ国の木山さん、失礼しました)
庸:あれって、18歳以下に適用なんだってな。
友:ああ。18歳以下の少年少女を保護するための法律だ。
〜:俺が何かしたか。俺は何もしてないっちゅーの。その目はよせ。そんな目で見ないでぇ!
庸:しかし、いつまでも子供扱いってのもどうかと思うけどねぇ。ある意味、かえって傷つくんじゃねぇのか?
〜:そういう話は別の機会にね。
友:ま、とにかく、こいつは青少年のためにもこの世から真っ先に抹消されるべき存在だよな。
〜:げ。そ、そんな。俺だけじゃない。俺だけじゃないぞ!
庸:まぁ、とにかく、風紀が乱れ気味だから、ここらで気を引き締めて……。
友:お前が言うのが一番信用できん。あの二人に酒を売った張本人だろうが。
庸:なんのことだろう?
〜:できれば、規制のゆるいうちに勝手放題……。
友:何か言ったか?
〜:いえ。別に。
友:全く……。ローズマリーも何やら妙な動きを見せてるし、気が抜けないってのに……。
〜:気楽にいこうや。なぁ。
庸:そうそう、気楽に気楽に。
友:誰のせいで気楽に行けないと思ってるんだか。
99/01/08(1) 酒は何処(いずこ)へ
〜:新年明けまして喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきまーすもぐもぐ。
庸:……。お前、一度病院行け。
友:精神科だぞ。
〜:ああっ、ひどいや。僕のココロがビョーキだとでも!
庸:そのフレーズ、どこかで聞いたような。まぁなんだな。お前もツケがなくなってすっきりしただろう。
〜:うん、心も、財布の中もすっきりさ。しかし、38万円はつらいよ。年の瀬にさ。
友:そんなにたまってたのか。しかし、この良心的な料金の店でそんなにツケがたまるものなのか。
〜:そうだよ。なんで?俺の飲んだ量から考えてもその半分くらいだぞ。俺からぼったのでは。
庸:ぼっちゃいねぇよ。お前、たまに酔った勢いででかいこと言うじゃねぇか。おごるとか。
友:ああ、言うなぁ。何か、まとまった金が入ることがたびたびあって。どこから入るんだ、そんな金。
〜:か、金の出所は訊くな。
庸:まぁ、とにかく。そういう時だよな。でかい額なのは。
〜:でも。そんなにのめないだろう?いくらなんでも。
庸:この間のクリスマスイブ。あの晩、みんな集まってきて呑んだだろう?そのとき深森が飲んでたのが何か覚えてるか?
友:確か……。ウィスキーだったよな。
庸:それが、レミーマルタンだったんだ。
〜:なにいいぃ!アキラめ。人のよさそうな顔をしてアジな真似を!
庸:そういうのが何度かあるんだな。
友:ちゃっかりしてるなぁ。
〜:うー、油断していた。そういやぁ、確かに奴はそういう男だったっけ。
庸:気づいていると思ったが……。気づいてなかったのか。
友:しかし、この年の瀬にそんなでかい額の請求はなぁ。鬼だな、お前。
〜:あ、請求といえば。ひめさんが変なこと言ってたなぁ。
庸:変なこと?何だ、まだあのシャンパンの代金でごねてるのか?
友:この間のシャンパンか。お前、あの時コサインが飲ませたスタールビーの代金まで請求したんじゃないだろうな。
庸:いや、シャンパンの金額だけだ。いくらなんでもそんな詐欺みてぇな真似はしねぇよ。
〜:と言うことは、確かに買ったんだな。ここで。
庸:覚えてないのか?
〜:あのあと、みんなで呑んだだろ?ほら、アキラのレミーマルタンの。うぬぅ。
友:忘れろよ。
〜:あれで記憶が消えてるんだよなぁ。前後のさ。
庸:怒濤の如く呑んだからなぁ。
友:俺は途中で引けたけど。
〜:今はまっててくれる人もいないんだろ?男やもめなんだからうちに帰ってもつまらないだろうに。
友:俺はクリスマスも仕事だ。
庸:大貴の奴、鉄砲玉か。まぁ、それはともかく。俺はちゃんと酒を渡して、その分の代金を請求しただけだ。
〜:でも、ひめさんはあの二人、未成年だから酒は売らないって言われたんだって言ってたけど。
友:いや、確かに持ってたぞ。3本抱えて。少し酔っぱらっていたから入口で落としそうだとか言って騒いでいたのを憶えてる。
〜:うー?では、そのシャンパンはいずこへ。
友:あの二人に聞きゃぁいいだろう。
庸:いいじゃねぇか、そんなこと。ほっといてやれよ。
〜:まぁ、取り合えずノイズのページでも見てみようかなぁ。何か書いてあるかも……。
庸:そんなことでつけ回さなくてもいいじゃねぇか。
友:女にはやさしいんだな、相変わらず。
〜:じゃ、ちょっくら行ってくるわな。
庸:あーあ、正月早々災難だなぁ。あの二人も。変質者につけ回される羽目になって。
友:しかし、正月早々金の話かよ。夢も希望もないなぁ、ここは。
98/12/24 酒場ですもの
あらすじ クリスマス記念として、アップした話についてトークをしていたが、その話についての裏話をしているうちに、友貴に迫られ、そのうえ逃げ道も塞がれて……。どうでもいいが、いつだかとすごく似た展開ですね。
庸:そんなところに倒れてると、邪魔だぞ。誰かドアを開けたら引っかかる。
友:ずらすか。しょうがないな。
恭:あ、開いたよ、涼子。こんばんわー!って、なんか引っかかってる。
〜:い、痛い……。
涼:な、なによ!こんなところで。パンツルックでよかったわ。スカートだったら見られてる。
庸:言ってるそばから引っかかってる。友貴、退かしてやれ。
友:世話がやけるな。
恭:あ、どうしよう、飛鳥刑事もいるよ?
友:おや、恭子ちゃんに涼子ちゃんじゃないか。また俺の話を聞きに来たのか?
〜:いや、違うね。クリスマスだもんなぁ。にや。
涼:なによ、そのにやって。
〜:どうせ、シャンパンでも買いに来たんだろ?ひめさんの顔で安く買えるもんな。
友:未成年に酒は売れんな。
庸:別に。売れるぜ。
友:おまえなぁ。
涼:別に、あたしたちが飲むとは言ってないしぃ。ひめさんが飲むのよねっ。
恭:そ、そうよね!
〜:恭子ちゃん、そこで焦るのは怪しすぎ。
恭:あ、焦ってないよ、ねっ!
庸:焦ってるよ。ま、いいっていいって。どうせ今日はクリスマスだ。シャンパンくらい、なぁ。
友:ま、俺もそんなにうるさく言うのは好きじゃないしな。今日くらいは見逃してやるか。
涼:わーい、飛鳥刑事、大好き♪
〜:ふ、くさい芝居さ……おっと。
涼:この肘をかわすとは、やるわね……。
友:ん?何だ?
涼:なんでもないんですよ、あはははは。
恭:そういえば、さっきドアが開かなかったんですけど。話し声とか物音とかがしたんで人がいるっていうのはわかったんですけど、何かあったんですか?
庸:ああ、こいつら二人を缶詰めにしといたんだよ。面白い話をしててな。
涼:えっ、何ですか?聞きたい聞きたい!
友:そ、それは困る……。
涼:何か困るような話……?なんだろ。
友:シャンパン買ったら早くお家に帰ろうな。なっ。
〜:あ、そうだ。シャンパンよりもさ、最近話題のあれをだしてやってくれないか?
恭:えっ?あれって?
庸:ああ、あれか。しっかり仕入れてあるぜ。どうせならみんなで飲もうぜ。クリスマスだし、俺のおごりにしといてやるよ。コサインの分はあとで口座から落とす。
〜:ひ、卑怯な!
友:いいだろ、そのくらい。
涼:それより、あれってなんなのよ。
〜:最近、掲示板でも話題になっているSTAR☆RUBYと言うビールさ。
涼:えーっ、ビールって苦いんでしょ?あまり好きじゃないなぁ。
〜:そういわずに、飲んでみそ。それより、苦いっていうのは飲んだことあるのかな。
友:……。
涼:あ、あの。そのね。あははははは。
恭:あははははは。
〜:笑ってごまかすね、二人とも。恭子ちゃんも共犯なの?
庸:女の子を追い詰めるのは趣味が悪いぞ。ほら、これがそのSTAR☆RUBYというビールだ。
涼:えっ、これビールなの!?
恭:うわぁ、きれい。ルビーの赤なのね。
友:ビールとは思えんな。
庸:期間限定醸造だってよ。クリスマス向けだな。
〜:飲み口もいいんだぞ。
涼:ほんとだ、あんまり苦くないね。
恭:アセロラみたいな匂いがする。アセロラが入ってるのかなぁ。
〜:あたり。アセロラ果汁入り。
友:ビタミンCも摂れるってわけか。
〜:いや、酒で摂れるビタミンには期待しないほうがいいけどさ。ま、アルコール度数も割と控え目だし。女の子にはいいかもね。
涼:おいしーい。これがビールなんて信じられないよね。
恭:うん。カクテルみたい。でも、泡も出てるしビールなんだね。泡もピンクできれーい。
〜:恭子ちゃんはどんなカクテルが好きなの?
恭:誘導尋問?
〜:ぐ、ばれたか。
涼:あっ!
恭:な、なによ、涼子。
涼:いけない、ひめさん。
恭:そうだ、シャンパン買ってくるって言って待たせたまんまだったっけ。
庸:何だ、お前らが飲むんじゃないのか。
涼:いやその、あたしたちも飲むんだけどさぁ。
〜:何だ、ひめさん。クリスマスは女の子二人と盛り上がるのか。うらやましい限りだ。
恭:うらやましいって言うけど、なんか端末に向かったまんまだよ。最後の追い込みとか言ってた。
〜:あり?そういえば、恭子ちゃんは山本君とイブを過ごすんじゃないの?
恭:しーっ!ひめさんには内緒で抜け出すつもりなの!言っちゃだめよ!
庸:聞こえてるぞ。
恭:えっ!?
涼:なにが?
恭:涼子に聞こえてなければいいか。何でもないのよ、うん。
涼:??とにかく、シャンパンも買ったし、帰ろ、ね、恭子。
恭:う、うん。シャンパンのお金はひめさんにつけておいてくださいね。
〜:いやぁ、にぎやかだったなぁ。
庸:お前が引っ掻き回して騒がせたんだろうが。災難だったな、あいつらも。
友:こいつはろくなことをせん。まったく。
98/12/16 忘れがちな人
〜:やっほー!
庸:来たな、バカが。
友:酒がまずくなるな。
〜:あー、ひどい。まぁ、いつものことだけどさ。
庸:それより、後ろにいる変なガキは誰だ?
ゲスト佐渡(以下佐):ガキとは聞き捨てならないな。美少年といってくれないか?
友:変な奴は友達も変な奴だな。
〜:友達じゃないんだけど。いや、ちょっとかわいそうなんで連れてきたの。
庸:かわいそうって、なにが?
〜:さる、
佐:誰がサルだ!
〜:うるさい!さる12月8日はこのさるわたり君の誕生日でしたぁ。おめでとう〜。
佐:佐渡だ!ちくしょー……。
〜:俺だって佐渡って言おうとしたよ!でも、横からさるとか言うから。自然の成り行きだ!
友:お前ら、下らないことで言い争うな。
〜:うひ。とにかくだ。芽美ちゃんはもちろん、アスカJr.もちゃんと誕生日は祝ってもらえたのに、誰からも話題にも上がらなかったこの佐渡君を、せめてここで供養をしてやろうと。
佐:供養ってのは何だい。死んだみたいじゃないか。
〜:ま、これでこの話題はすんだから。ご足労ありがとね。ゲストは佐渡君でしたー。じゃーねー。
佐:え?もう終わり?何て日だ……。
庸:ひどいことするなぁ。お前やっぱりサドじゃないのか?
佐:さどじゃない、さわたりだ!
庸:おまえじゃないよ。
〜:はいはい、分かった分かった。
友:やっぱり変な奴だ。