Crazy night

〜:メリークルシミマスゥ♪
庸:お前なぁ。そのギャグはオヤジ以下だぞ。
友:俺だって言わんよ。
〜:分かってるさ。でも、正攻法でメリークリスマスなんて言いながら来るなんて、嫌じゃないか?
友:そう思うのはお前だけだ。
庸:なにを飲むんだ?
〜:もち、シャンパンさっ。ちょっとジンを混ぜてね。1:2くらいで。
庸:分かったけど。それってシャンパンじゃねぇぞ、既に。
友:ジンのほうが多い……。
〜:あぅ、とーもちゃん。今日もまたクリスマス記念で友ちゃんのお話をアップしておいたよぉ。
友:う、またか。
庸:お前も大変だな。何かと言うとこれだし。
友:まったくだ。にしても、今回は妙に早いな。
〜:だって、クリスマスですもの。書く方ははかどってないの。ううぅぅぅ。
庸:ほら、シャンパンのジン割り。……。すごい抵抗のある名前だな。逆ならいいんだけど。
〜:センキュゥ!ぷはぁ。
友:で、今日はどの話だ?
〜:柳のおっさんがルシファーちゃんに銃をぶっぱなすお話さっ。あの野郎ぅ。
庸:あったな、そんなこと。びっくりしたよ、あれには。
友:確かに、追い詰められてはいたみたいだけどな。あんな目立たないおっさんがあんな思い切ったことを、と思ったよ。
〜:友ちゃんてば、気が気じゃなかったくせに。
友:何て言うか、なにが起こったか解らなかったよなぁ。
庸:長い間にわたってじわじわと、真綿で首を絞めるように追い詰められていったからな。
友:あれで、ついにキレちまったってわけか。
〜:事件的には些細なものなんだけどねぇ。被害的に見てもさ。盗んだ物より警備の人の人件費のほうが高いよね。
庸:柳のおっさんのたてた作戦、おっさんにしちゃなかなかのものだったよな。
〜:ルシファーにあっけなく破られたけどね。ま、あんなもんだ。
友:柳のやつもだいぶ息巻いてなぁ。追い詰められると実力以上に力がでるんだな。
庸:柳のやつも、あの頃は既に完全に崖っぷちだったもんな。
友:お前、引導渡してもらおうとか言ってたよな。憶えてるぞ。
〜:引導を渡してもらったっていうか、墓穴を掘ったみたいなもんだよね。もう少し大人しくしてりゃ、首の皮くらいは繋がったろうに。
庸:いや、まだクビにはなってねぇんだよ。この後さ。
〜:そうだね。ちょっと先の話だけど。
庸:ルシファーも、いくら怪盗だって言ったって、銃を向けられたことはなかっただろうな。怖かっただろうに。
〜:ルシファーちゃんも、怖くて一人で寝られなかったってね。
友:そ、そうか?
〜:聞いた話だけどさ。一人じゃいられないんで飛鳥刑事の部屋に泊ったんだってね。
庸:なにぃ!?いいムードじゃないか。侮れないな、お前ら。で、どこまでいったんだ?
友:どこまでって、なにがどこまでだ。お前じゃないぞ、まったく。……それにしても、クリスマスに公開するような話じゃないよなぁ。暗いぞ。
〜:そう思ってね。もう一話アップしといたの。
友:ぶほっ。なんだとぉ!?
〜:ってなわけで、今回は次回予告なしね。もうアップされてるのに予告もないもんね。
庸:ほう。じゃ、早速次の話について聞かせてもらおうじゃないか。
友:なんだなんだ、公開のペース早いとか思ってたらさらに2話同時公開か!?
〜:そう。二本立て。クリスマスプレゼントですもの。スペシャルさ!
庸:次の話は何だ?やっぱりクリスマスにふさわしい話なのか?
〜:まぁね。時期としては9月の終わり頃だけど。
友:9月の終わり……?なんか、いやーな予感が、するんだが……。

星空の下で

〜:多分、そのいやーな予感って当たってると思うよ。同時公開の話はね、ぼそぼそぼそぼそだから♪
友:や、やっぱりぃ!庸二。釣はいらん、じゃあな。
庸:お?逃げるのか!?何だ、何だ。じっくりと聞きたいぞ。
友:な、な、な、なぜ開かない!?
庸:前に言っただろ、リモコンでロックできるって。
〜:庸二、ナイス!じゃ、まず庸二の知らない話を知ってもらうために、これを読んでもらおうかな。友ちゃん、観念しな。
友:くそー、油断していた。この話がアップされるタイミングになったらしばらく行方暗まそうかと思っていたんだが……。
〜:このくらいのことでそこまでしなくてもいいじゃない。過ぎたことだ。
友:この事で死ぬまで庸二に言われるぞ。
庸:な、な、なにぃ!?おい、ここに書いてあること、マジ?
〜:うん。マジ。友ちゃんの焦り様見ても分かるでしょ?ルシファーちゃんにも証言をとってるし。完璧さっ。
友:よく、ルシファーが喋ったな、こんなこと。
〜:俺が聞き出した時、友ちゃんと話す時の話題にもするって言ったからね。思いだして欲しかったんじゃないかな。
庸:うーむ、ここまで進んでいたとは。負けた……。
友:なにがだよ。
庸:俺だって、ローズマリー口説いても落とせなかったんだぞ!?
〜:その時の話も書いてるだろ?今回の話は見所が多いよ。ローズマリーもルシファーもでるし、ローズマリーの私生活もでてるし。
庸:私生活なら、今までもちょっとは出てただろ?
〜:でも、ちょっとでしょ?プライベートがこんなに出る話は後にも先にもたぶんないぞ。大体仕事がからんでるもの。
友:そういえば、庸二の私生活ってでないよなぁ。
〜:いいの。主人公でもないわき役男のプライベートなんて見たくないでしょ?
庸:わき役男で悪かったな。こっちだって見られたくねぇよ。
〜:それに、庸二のプライベート書くと、未成年はご法度な小説になる。
友:それは言えたな。月に1度は女が変わってたもんな。
庸:そういうお前はどうなんだよ。お前だって付き合った女は一人や二人じゃないんだろ?
友:お前と一緒にするな。俺が生涯をかけて愛すると言ったのは一人だけだ。
〜:言うねぇ。ルシファーちゃんが聞いたらなんて言うかな?
友:……。言うなよ。
庸:それよりお前、あいつにいつまでこだわってるんだよ。まぁ、お前の生き方に指図する気はねぇけどよ。
〜:まあまぁ。これ以上その話を掘り下げると湿っぽくなるんでね。それより、ここでこの話のラストがなんでこんなことになったかっていうのを、話したいんだけど。
友:現実の話だな。言ってみろ。変な理由だったら容赦しないぞ。
〜:う。や、やめとく。
庸:言え。言わないと容赦しないぞ。
〜:ぅぎ。板挟みっちうやつですかぃ、いやぁん。うむ、この場合、言った方がスカッとする。
友:おいおい。スカッとするような理由なのか?
〜:別にそういうわけじゃないけど。あのね。ファイルサイズが足りなかったの。
庸:何だそりゃ。
〜:一応、5話くらいから先は最低でも20kByte overを目指して書いてるんでね。それで、予定の部分を書き終わって、セーブしてファイルサイズを見たら19kなんよ。
庸:もしかして、それだけの理由であんなシーンを足したのか。
友:普通、ああいうシーンはそう言う理由でくっつかないだろ。ろくでもないやつだな。
〜:でも、この小説の中ではそんなに重要なことじゃないんだよぉ。いや、重要だけど。ストーリーもちょっと変わったけど。でも、この小説ではこの程度ってね。
友:じゃ、変な答えなので、一発な。
〜:ひ?あ、あの。早まるな。庸二、今日の勘定はつけておいてね。じゃーねぇ。
友:逃げるな!
〜:あの。開かないんすけど。ねぇ。どう〜なってるの!?うぁ小倉さああああぁぁん!ぐはぁ!
庸:そんな昼前の番組知ってる社会人はそうはいないぞ。学生もだ。
友:庸二。また開け忘れただろ。
庸:いや、開けたらお前が逃げるしな。もういいだろ。
〜:もっと、早く……開けて欲し……かった……。かく

流血

〜:いやぁ、寒ひね。
庸:お?何だお前。頭から血が出てるぞ。
友:また共食いでもあったのか?
〜:ないって。そこで滑って転んで頭打ってね。冬だねー、道路がアイスバーンさ。血が出てますか。そうですか。
庸:ほれ、おしぼりやるから拭けよ。気になってしょうがねぇ。
〜:悪いね。ヴホ、またくっさいおしぼりだなぁ。足でも拭いたんじゃないのか?
友:そんな奴いるか。
〜:うわーこんなに血が出てたのか。気づかなかったよ。
庸:鈍すぎだ。殺しても死なないってのはまんざら噂だけじゃなさそうだな。
〜:殺すと言えば、今回アップした話は殺す関連のお話だ。例のBloody Justiceの。
友:ああ、あの事件か。と言うことは、もうすぐ西山村市の頃の話も終わりだな。
〜:そう。最後の一仕事って奴だね。やっぱり、愛しあう二人には障害が付きものだね!
友:何を言うか!
〜:ごふ。
友:あああっ、手に血が!お前、変な病気持ってないだろうな。
庸:大丈夫じゃないのか?アルコール消毒されてるよ。
〜:消毒になるほど血中アルコール高くならんわい。そういえば、あの時怪我したんだよね。刺されて。
友:うむ。まだたまに古傷が痛みやがる。この痛みがあの事件のことを忘れさせてくれんのさ。
〜:くさー。さっきのおしぼり並みにくさい科白だぁ。
庸:Bloody Justiceの事件じゃ、俺、大活躍だったよな。友貴の奴、病院で寝てたんだ。
友:う。でも、この辺はまだこの話には入ってないんだって?
〜:そうね。次回は前半のヤマだ。ルシファーちゃんははずれててかわいそうな気もするが、みんなで大暴れだね!
庸:ローズマリーとかもいてなぁ。ローズマリーと手を組んだの、あれが最初で最後じゃないか?お前も珍しく派手に暴れてたよな。
友:そうだったっけ?お前に連れられて敵地に突っ込んで行った憶えはあるが。
〜:友ちゃん、ルシファーちゃんのためだからってんでもう、死に物狂いよ。
庸:ほう。
友:お前な……。お前はこのくさいおしぼりの臭い、心ゆくまで堪能してろ!
〜:ぐげごっ!酸っぱいにほひ、ぷりゃしゅ血のにほひでおいらもうめろめろだじぇきぅ。
庸:気絶した……。そんなに臭かったか?そのおしぼり。
友:どれ。……ぶほっ!
庸:あ、これ、さっきゴミ箱掃除したやつだぁ!き、気分が悪くなってきた、今日は店閉めるか……。
友:お、俺も帰る……。何て日だ……。

さらば柳

〜:はいっ!と言うわけで、今回のお話は柳の警察生命が断たれるという話です!
庸:この話の最初の方は友貴の奴、病院で生死の狭間をさまよってるんだよな!
友:嘘つけ。
〜:ちょっと刺されただけだろ。しかも急所は外れてるし。
庸:たしか、ルシファーが見舞いに来たんだよな。俺の前に。
友:よ、よく憶えてるな、そんなこと。
庸:あ、そうか。この頃のお前とルシファーの関係を考えると、わざわざ見舞いに来たのも頷けるな。なるほどー。
〜:ラブラブだもんね。
友:その言い方、よせ。
〜:痛いっス。そういえばルシファーちゃん、そのあとにも友ちゃんの病室に来て、話もしたって言ってたけど。
庸:なに、そんなこともあったのか!?
〜:一人じゃ怖くていられないって。あさまでなら部屋にいてもいいって言われたらしい。ラブラブだもんね。
友:あのなぁ。
庸:それよりもさ、この話、俺がバリバリ目立つんだろ。
友:まぁ、暴力シーン多いしな。
〜:暴力といえば庸二だよな!
庸:そうかね。俺はジェントルマンだぜ?
友:女にはな。
〜:……女にもジェントルマンとは思えないけど。
庸:あれー?おかしいなぁ。
〜:血みどろの取調べだよな。あぁ、恐ろしい。
友:俺も刺されたんだ。妥当な線だろう?
〜:いや、友ちゃんの5倍は血を流したな。
庸:大袈裟な。せいぜい倍くらいだ。
〜:で、ルシファーちゃんに引き続いてローズマリーもBloody Justiceに襲われたんだよね。
友:そんなことあったのか?
庸:ああ。そいつのおかげであいつらの隠れ家が見つかったんだ。
〜:かわいそうな奴だよな。ローズマリーなんかに関わったばっかりに。隣の男に撃たれなかっただけましだよ。
庸:撃たれた奴もいただろう?
〜:飛鳥刑事も撃ったんだよね。珍しく。
庸:ルシファーのためのリベンジだよな。
友:……なぜそうなる。
〜:当然の流れだと、俺は思うけど。
友:ええい、この話はもうおしまい!次回の予告でもしてろ。
〜:柳の話題が出てないじゃないか。
庸:いいんだよ、あんなやつ。ほっとけ。うっとうしい。
〜:そ、そうか?じゃ、いいや。次回から、舞台はいよいよ聖華市に移るんだよ。
友:聖華市か……。
庸:何だ、渋い顔して。
〜:聖華市にきてから、ルシファーちゃんとの間に関してはあまりいい思い出ないもんね。
友:うるさい。
〜:ルシファーちゃんもこっちに来てから何度も泣いたって言ってた。
庸:そうそう。ルシファーとの間に何かあったっていうのは分かったけど。うーん、お前とルシファーの関係があそこまで進んでたとなると……。
友:さっきからくどいぞ。
〜:そう言われても。ねぇ。
庸:なぁ。
友:今、14話か。まだ半分いってないんだよな。はぁ。
〜:全体的に見ると、まだ始まったばかりだよ。諦めな、ベイベー。
庸:ま、気楽に行くこったな。
友:いけるかよ。うー、酔いがさめちまった。もう一杯くれ。

さらば西山村

〜:みんな元気ー?あれ?友ちゃんは?
庸:まだ来てねぇぜ。で、何飲むんだ?
〜:チチを出してくれ。
庸:俺は男だぞ。
〜:下品なギャグはよそうね。
友:よう……。何だ、お前もいたのか。
庸:何か、用があるみたいだぜ。で、何を飲む?
友:スティンガーでも出してくれ。
庸:スティンガーな。
友:で、お前、用があるって?
〜:特に用はないんだけど。いつもなら来ているはずだからさ。
友:最近、なんだか帰りが遅くなりがちでな。物騒になってきたよ。
〜:昔はよかったんだけどねぇ。こすい詐欺師ぐらいしかいなかったもんだ、この街は。
友:ストーンを潰してから、その絡みで悪人が集まりだしてきた。リベンジでもしかけるつもりか?
〜:そうだね。俺もおちおち路上で寝れないよ。
庸:宿なしじゃあるまいし、路上で寝るなよ。ほら、スティンガーできたぞ。
友:おっ、できたか。
〜:チチは!?チチを出せ!
庸:ココナツミルクがすぐに出ねぇんだよ。奥からとって来るからもうちょい待て。
〜:うぬぅ。ま、とにかくだ。昔は平和だったよな、この街も。友ちゃんがルシファー追ってた頃なんか、こすい詐欺師もほとんどいなかったじゃない。
友:まぁな。
〜:だから、ルシファーちゃんもこの街にエスケープしてきたんだよね。
友:でも、市長はろくでもない奴だったよな。あの頃は。
〜:そうらしいねぇ。
友:桑原か。あいつがこの町に詐欺師を呼び寄せたんじゃないのか?あの親子、この町で好き勝手やってたみたいだし。
〜:そうね。
庸:桑原といやぁ、アキラのことだよなぁ。
〜:はぅ、まだその話はしないでほしいの。書いてもいないんだから。
友:自然と出るだろ。あいつは桑原の息子に親友を殺されてるんだぞ。
〜:だからぁ。言わんといててゆうてはりますのや。箝口令しきまっせ。
庸:関西弁はよせ。そういや、あの時のゴルフバッグ、どうしたんだ?
友:知らないな。
〜:あのあと、すぐに市長選があったでしょ?それで新しい市長が決まったんで、部屋を片づけていたら見つかったんだって。
庸:ふーん。何も言われなかったけどなぁ。
友:桑原のだって分からなかったんじゃないのか?
〜:そういえば、そのゴルフバッグ事件のとき、ルシファーちゃんが飛鳥刑事にね、盗んだ理由を訊かれて、『それは、あ
庸:お前、椅子で殴るなよ。
友:こいつが一言多いんだ。
庸:今度から、友貴のために空きビン一つ置いておこうか?
友:頼む。

市長の過去

〜:やー、元気で何より。バラライカをもらおうかな。
庸:バラライカな。
友:おう、コサインか。あの掲示板の話だが……。
〜:今日アップした小説の話だけど。聖華市に移動して、まずはこの人の登場!
友:聞けよ。
庸:諦めろ。
友:お前みたいに簡単に諦めるような人間じゃないのはお前が一番分かってるだろ。
〜:と言うわけで、森中秀雄現市長の登場です!ぱちぱちぱち。
庸:あの人、最終的には警視正まで行ったんだよな。
友:で、その後市長に立候補、か。
庸:そういう過去があるから、大貴をセイント・テールの専任捜査官にしたりな。
友:昔の威光で警察に口出しできるってわけだ。
〜:ありがとね、説明してくれて。
庸:お前が台本寄越したんだろうが。読んだだけだ。
〜:裏切り者・制作裏話でした!
友:しめるなよ。
〜:とにかく。森中市長に関してはいろいろ過激な設定があるのでお楽しみに!全部姪の影響だ、じゃなくて姪の性格は森中さんの影響だ。
庸:姪のほうには俺は会ったことないな。
友:森中の旦那が行動的で乱暴になった感じだな。
〜:カゲキカゲキ。
庸:う、凄そうだな。
友:セイント・テールのことで、息子と張り合ったこともあるみたいだしな。
〜:いまは婦警目指して頑張ってるよ。だから昔警察でも上のランクまで昇りつめた森中さんのところに来てたんだね。
庸:で、あの趣味もうつったか?
〜:それはどうでしょうかね。木山さんとこのダブあすでそういう動きがあったら注意だな。
友:また人任せだな。
〜:いいじゃないのさ。
庸:森中さんの登場で一番被害を受けるのはローズマリーだよな。
友:そうだったなぁ。いつもさんざんな目に遭わされてな。
〜:でも、出番も5割増しだからいいんじゃないの?次回じゃパワーアップするし。
庸:ああ、あの男か。
友:使用許可、降りたんだってな。
〜:うん、そうなの。でも、やっぱりやられ役だね。設定ないんだって。勝手にしやがれ、って感じ。
庸:古い歌を持ちだしたな。
〜:とにかく。そんなわけで、どうにでもしてくれみたいにいわれたので、もしかしたらゆくゆくはレギュラーになるかも知れないの。
庸:ゆくゆくっていつだよ。
〜:シリーズの最後のほうかなぁ。
友:そんな先の話か。
庸:ちょっと小耳に挟んだんだけどよ、お前、27話が書きおわってから全っ然進んでねぇそうじゃねぇか。
〜:ぎっくぅ。どどどどこでそりを!?いかん。つりはいらん、取っておくよろし。では、また会うあるね。再見!
庸:あのあと知りたいから早く書けよ!……何で中国人なんだ?
友:中国人はともかく。お前、読んでるのか?
庸:ああ。今ルシファーが盗んだ物返してるところだ。あれからローズマリーと最終決戦が会って、そのあとあいつがどうなったか……。
友:そのあとはやばい!止めねば!……なぜ開かない!?
庸:リモコンロック……。俺としてはあの続きはぜひとも知りたいからな。不本意だが今日はあいつを助ける。
友:うぬぅ……。

あのひと

〜:えらいこっちゃあああああぁぁぁぁぁ!
庸:騒々しいな。何だよ、一体。
友:大したことじゃないさ。
〜:大したことだと思うけど。小説のアップが1週間も遅れてしまったのさっ!
庸:大したことじゃないな。
友:多数決で大したことじゃない。
〜:ぅぐ。君たちは事情を知らんのだ。あのね。今回の事件の被害者だけど。
友:ああ、羽丘さんな。今でも市のイベントとかで見かけるよな。
〜:あの。それだけですか。
友:それだけじゃないのか?
〜:何を寝ぼけておるかね。羽丘といやぁ、友ちゃんの息子の彼女の苗字じゃないかっ!
友:あ、そういえばそうだったような。
庸:ということは、その彼女の親父ってわけだな。
友:……なっ何いいいいぃぃぃ!
〜:友ちゃん、気づくの遅すぎ!そういうわけで、ゆくゆくは親戚になる人なんだから。
友:まだ決まったわけじゃ……。
〜:決まってるの!話が進まないぢゃないか。とにかくだよ、3/1はこの源一郎さんのバースディだったんよ。それなのに、ああそれなのに。私といったら更新もできずに……。
庸:3月の始めといったら、お前しばらく現れなかったよな。風邪ひいたとか、仕事が忙しいとか、ファイナル
〜:シャラップ!いらんこと言わんとき。まぁ、そういうことで今もやることがいろいろあるわけさね。
友:まぁ、お前のやることなんてその程度だからな。そんなことより、あの事件からローズマリーの催眠術が変わったんだよな。
庸:そうそう。今までただ眠らせるだけだったのが、今度はびびらせたり操ったり幻を見せたり……。
〜:ローズマリーにその催眠術を教えたのが、神代忠臣と言う男。
友:きいたことがあるな……。ああ、思い出した、いつだかの宝石泥棒だ。しまったな、そうと分かってればもうちょっと締め上げたものを。
庸:今、刑務所じゃねぇのか?
友:いや、もう刑期を終えて出所したよ。確か、それ以降の足取りは掴めてないようだし。
庸:こいつが何か知ってるんじゃねぇのか?
〜:いや、出所のときに帽子を目深にかぶった髪の長い女が出迎えに来て、その女と一緒に車で走り去ったのを最後に足取りがぷっつりらしい。おらぁしらねっす。
友:うーん、なんかにおうなぁ。ま、いいか。
庸:いいのか?まぁとにかくだよな。それで催眠術がパワーアップしたのを機にローズマリーが大活躍だよな。
友:そうそう。それで、森中の旦那に新兵器の実験台にされてな。
〜:実験台じゃないって。ぶっつけ本番っていう感じかな。実験台と大差無い?
庸:ないよな。
〜:そうそう、そんなローズマリーと森中警視の本領をぶつけあう大バトルの初回ってなわけだね。そんな派手な展開の裏でルシファーちゃんは……。
友:な、なんだよ。
庸:友貴、お前、今度はルシファーに何をやらかすんだよ。
〜:いや、そういうんじゃなくて、だんだん出番が減ってくるんだなーということを。
友:ふう、何事かと思った。あまり思わせぶりな言い方をするな。ただでさえ昔のことはあまり覚えてないんだぞ。
庸:自業自得だろうが。心にやましいことがあるからこういう話のたびにそわそわするんじゃねぇか。
友:うるさい。まったく、こいつがルシファーの話を持ち出すとろくな目に遭わん。
〜:あら、お帰りですか?
庸:逃げたな。
友:うるさい。

未来への掛け橋

〜:今日も元気に丸刈りなっちゃん!
友:なんだそりゃ。
庸:注文だろ、カクテルの。なっちゃん!でマルガリータ作ってくれってんだよ。
〜:そ。
友:なっちゃんと言えば。お前、タカマガハラの方の掲示板にも出没してあほくさい書き込み残してるらしいじゃないか。
庸:くっだらない駄洒落なぁ。お前、あのセンスどうにかならねぇのか?
〜:なりませぬぞ。あれは地でありますゆえ。
庸:しょうがねぇなぁ。それより、わざわざ友貴の来る時間に合わせてくるってことは、またあれか、暴露タイム。
友:何だそれは。暴露タイムって……。
〜:え、暴露して欲しいの。じゃぁ、この間の続きね。
友:庸二。お前余計なことを言ったんじゃないのか?
庸:さあ。
〜:今は公務で趣味も楽しめないほどの森中さんだけども、
友:そうか?
庸:おととい、NATO軍の兵器リストを手に入れたとかいってはしゃいでたぞ。
〜:……とにかくっ。今はぶっ放してないけど、この頃はぶっ放してたんだよね。
庸:誕生日が来ると祝砲ぶっ放してるよなぁ。
友:元旦にもだ。
〜:何だよ、結局全然変わってないんじゃないかぁ。
友:変わり行くも人生、変わらぬも人生か。
〜:うは、キザですこと。
庸:こいつは変わったよなぁ。昔はこんな奴じゃなかったんだけどな。いつからこうなったんだか。
友:お前の影響だ。
庸:俺か?
〜:で、ダイア原石の事件の話なんだけど。
友:そんなのあったっけか?
〜:おいおい。友ちゃん、ローズマリーが盗んだ物のことだから憶えてないんだろ!
庸:っていうか、盗まれたもの自体にインパクトがないんだよな。原石だし。
〜:まったく、そんなこと言って。このダイヤがあとあとどう関ってくるのか知っているのか!
友:知るか。
庸:お?もしかして次回予告か。
〜:そうそう。いよいよ登場する飛鳥刑事の宿敵!
庸:ローズマリーか。
友:ローズマリーはもう出てるだろ……。
〜:まぁ、絡んでるけどさ。その宿敵と、ダイア、そしてその次に登場の眼鏡っこ婦警さんの関連とは!?
庸:ああ、確かにローズマリー絡みまくりだな。渦中じゃねぇか。
〜:まぁ、そんな展開がしばらく続くんでね。飛鳥刑事には悪いけどルシファーちゃんはしばらく影が薄いの。
友:何だそりゃ。
〜:そのおかげでルシファーと飛鳥刑事の仲は冷めてしまい……。
庸:そうでもないだろ。
友:何がそうでもないんだ?まさか何か知ってるんじゃ……。
庸:う。きょ、今日はもうお開き!
〜:あ、それともちゃんの決め台詞。
友:決め台詞か……?

黒幕とローズマリー

〜:カンパリでかんぱーり!
庸:乾杯じゃないのか。
〜:いいの。んぐえ、にげぇ。
友:それにしても、ここしばらく静かだと思ったのに。お前が現れると気が散る。今事件抱えてるんだ。いやなタイミングで現れるな。
〜:あー、あの謎の失踪事件か?どーせまた駆け落ちじゃねーのか。ほっとけよ。
友:警察が事件放っておけるか。
庸:そういえば、ここだけの情報だが。あの事件の起きた6日の夜に空を横切る不可思議な飛行物体を何人かが目撃した、って聞いたぞ。
友:お、おい。まさかUFOが今度の事件の確信にあるとかいうんじゃないだろうな。ばかばかしい。
〜:あ、すまん。多分それは俺の作った『複雑な曲線を描いて飛ぶロケット花火』の打ち上げ実験だわ。あれ、軌道でだんご三兄弟描いたんだけど。わからないよね。途中で爆発したみたいだし。許せ、三男。
庸:お前、暇なモノ作ってるなぁ。
友:忙しかったんじゃないのか。
〜:忙しくなる前に作ったの。でも忙しくて打ち上げられなかったんで、やけくそ。
庸:じゃ、やっぱり駆け落ちだ。決まり。
友:決めるな。まったく、近ごろ妙な事件ばかり起こる。また変な組織が動いてるんじゃないだろうな。
〜:ストーンみたいな。あ、そうそう、今度公開しようとしているのはローズマリーとストーン総裁が出会うお話なの。良かったね、友ちゃんとルシファーのラブラブなお話じゃなくて。
友:何を言うか。
〜:あたたたた。くそっ、次の話もルシファーちゃん目立てん話だ。こういうときはあとでまとめて囃し立ててやる。
庸:ルシファーってさぁ、聖華市に来てからあんまり目立たなくなったよなぁ。
友:いいじゃないか、そんなこと。
〜:友ちゃんがさみしい思いをさせるからだと思うがどうか。
庸:貴様……。
〜:いや、やめて、友貴様。あたたたた。まぁ、そんな訳でしばらくはローズマリーフリークにはうれしいローズマリーメインの話が続くわけで。
庸:次回もストーンが少し絡んだ話ってわけだな。
〜:そうそう。友ちゃんと一つ屋根の下で生活することになるメガネっ子婦警さん登場〜。
友:一つ屋根って……。同じアパートってだけだろうが。
〜:でも隣同士でしょ。ルシファーちゃん、妬いて当たり前じゃないか。
庸:まぁ、結局ルシファーとは破局を迎えるわけだしなぁ。
友:何を言うか。ええい、今日はもうおひらきっ!
〜:でたな、キメ台詞。

お帰り小百合ちゃん

〜:いやー、雅貴君もかえっちゃったことだし、また昔の話でもしましょうかね。
友:何だよ、関係ないじゃないか。
庸:今日の話はどんな話だ?
友:ずいぶんと間隔が短いじゃないか。この間ストーンの話したばかりじゃないのか。
〜:今日はルシファーちゃんの恋のライバル、小百合婦警登場のお話〜。
友:人の話を聞け。
〜:聞いてますよ。聞き流してるけど。いや、前が開いちゃったしね。そんなわけで。
庸:まぁ、とにかくだ。これから友貴と小百合の半同棲生活が始まるわけだな。
友:部屋が隣だっただけだといってるだろうが。
〜:いいの。そういうことにしておけば面白いじゃない。
友:俺は面白くないぞ。
庸:しかし、ルシファーと友貴がああいう関係だったとなるとだ。ルシファーは気が気じゃなかったんだろうな。
〜:まぁ、そういう理由もあって破局を迎えるわけだね。
庸:友貴の奴、拗ねてるぜ。
友:ぶつぶつ……。
〜:話題を変えてあげようか。友ちゃんのために。
庸:小百合の奴、ローズマリーが変装して潜り込んでた時の記憶を持ってたんだろ。
〜:そうそう。ローズマリーの催眠術による記憶操作を受けていたんだよね。
庸:ローズマリーって怖い奴だな。あまり怒らせないようにしねぇと。
〜:実際言うと、小百合が飛鳥刑事のこと好きになったのって、ローズマリーに原因があるみたいだしね。
友:どういうことだ?
〜:ローズマリーは小百合に、お前は飛鳥刑事にラブラブ〜って暗示をかけたわけだ。で、そのとおりに小百合ちゃんも行動すると。
庸:何だ。どおりでこんな奴がそんなにみんなからもてる訳ないのにと思ってたんだよなぁ。
友:おい……。
〜:まぁ、とにかくそういうことで、小百合ちゃんはローズマリーによって送られた愛の刺客と。
友:なんだそりゃ。
庸:しかし、送った刺客はまんまとうまくいくわけだろう?
〜:次回はそんな話ね。愛は激しく燃え上がるほど燃え尽きるのも早いってことだね。
友:お前ら、いいかげんにしろ。
〜:そろそろ決め科白がでそうなので続きは次回ということで。