01/09/29 忘れられた人
〜:はイっ、と言うわけで今日は芽美ちゃんのお誕生日なのですぱふぱふぱふ。
庸:何がと言うわけなのか俺にも判るように説明しろ。
〜:必要なし。
友:それはともかく。最近誕生日以外更新しなくなったのは判っていたが、遂に誕生日さえも更新しなくなったよなぁ?
〜:さぁ。何のことやら私にはとんと見当がつきませぬが。
友:シラを切るんじゃねぇ。ネタはあがってんだよ。うちの息子の誕生日すっぽかしやがったのは誰の目から見ても明白だ。いい加減諦めて吐いちまえ。
〜:まだ吐くほど呑んでない。
庸:吐くんじゃねぇ。大体ここは取調室じゃねぇぞ。
友:ついいつものクセが。
〜:いやー、あの時はすっかり忘れてたんだわ。もう頭の隅にさえ大貴君のことはなかったね。前日は憶えていたんだよ。
庸:で、誕生日が終わって割とすぐにアスカJr.掲示板に書き込んでるな。
友:つまりは都合よく息子の誕生日にだけ誕生日のことを忘れていたということになるわけだな。
〜:さいですな。
友:本当はサボったのを体よくごまかしてるんじゃないか?
〜:ししし失敬な!私がそういうことをするような人物に
庸:見えるよな。
友:見える。
〜:あらそう。ま、いいじゃん過ぎたことは。ヒロインをかっさらっていった奴なんざ我々にとっては一刻も早く忘れたい存在のうえ今は都合よくイギリス留学中だし。
庸:夏休み期間中はいたけどな。
〜:ええい、今日は芽美ちゃんの誕生日なのだ、過去の人のことはどうでもよ〜し!
友:過去の人になったのか、うちの息子は。
〜:とりあえず電話をかけよう。ぴ。やっほー。映美ちゃん元気ぃ?え?誰かって?やーねー、あたしのこと忘れたとは言わせないわよ。ローズマ……あ、判った?ちぇ。で、芽美ちゃん居る?あらそう。代わってくれない?やーねー、そんなこと気にしてるの?相変わらず厳しいのね、源ちゃんてば。なーに、女友達ってことにしておけばいいのよ。んじゃ、お願いね。なぜか映美さんと話すとおばさん言葉になってしまうな。シンクロしてるのかしら。ぐえっ、聞こえたの!?いえいえ、あなたはいつまでたっても若々しい。ええもう。はぁ、びっくらこいたがや。
庸:結局なんだったんだ、今の会話は。
〜:芽美ちゃんに代わってもらおうと思ったんだが、パパさんが夜中に男から電話かかってきたとか言うと気が気じゃないって言うからね。女友達だよーとか言っておいてと言ったのだが。
友:おかま友達の間違いだろ。
〜:あたしはおカマじゃないわよ。
庸:黙れカマ。
〜:あ。芽美ちゃん。お誕生日おめでとう〜。ぱふぱふぱふ。まだ日が変わったばかりだって?いいのいいのそんなこたぁ。今日の誕生日パーティは2次回のみ参加させていただきますわ。そう、会場より。でさ。せっかくの誕生日だというのにあのすっとこ探偵小僧はまた電話の一つもかけないに決まっているぞ。あわわわわ、まだ要点を述べてないので泣くな。芽美ちゃん泣かすと後がこわいから。いや、各方面からの攻撃と言いますかその。とにかく。そんな訳なのでたまにはこちらからアスカJr.にミッドナイトテレフォンコールというのもオツではないかと。三者通話にして国際電話かけるね。
庸:待て。うちの電話じゃ……。
友:酒代でもと取ってるからいいだろ。
庸:でもよぉ。
〜:芽美ちゃん黙っててね。驚かせてやるんだから。……私だ。あー、切るな。切っちゃいやーん。こんな夜遅くにすまんな。何?真っ昼間?そうか時差があったな。いや、今日は他でもない。今日がなんの日か判るな。なに、わからんだと!?貴様!芽美ちゃんが泣いてしまうではないか!そうなれば貴様はあっという間に非情な悪党呼ばわりされ後ろ指をさされて生きていくことになるのだぞ!今日は芽美ちゃんの誕生日に決まっているではないか!いくら貴様自身が誕生日はどうこう言って……なに?明日?なにいいいっ、そっちはまだ日が変わってないのかああぁっ!?……はう、ごもっともでした。とほほ。
庸:……気が急くってのはこういうのを言うんだな……。
友:だろうな。
〜:ううむ、この企画、次の夜に持ち越しだな……。
友:なにやってんだかなぁ、もう。
庸:国際電話代、払い損か俺は。
01/09/29(2) リベンジ・ザ・国際電話
〜:はイっ、と言うわけで今日は芽美ちゃんのお誕生日なのですぱふぱふぱふ。
庸:夕べと同じこと言ってやがるぜ。
友:日が変わってないからな。
〜:そろそろ、2次会のメンバーが押し寄せてくるぞ。オヤジ連中は店の隅っこで小さくなることにしようかの。
友:ううむ、止むを得んな。
庸:ちなみにメンツはどうなってるんだ?
〜:えーっと、主役の芽美ちゃんとぉ、聖良ちゃん、涼子ちゃんと恭子ちゃん、リナぽん、その他数名。
友:数名……って男か。
〜:うむ。
庸:大貴は来ねぇよな。後は佐渡と……誰だ。
〜:お。言ってるうちに来たようだぞ。
恭&涼:やっほーっ♪
〜:ううむ、この店はそういう入り方をするムードではないと思うのだが。
庸:まぁ、他の客がいないからいいだろ。
友:しかし、えらい人数だなぁ。カウンターの席、どう見ても足りないが。
〜:我々ははボックス席に移動しますか。
リ:あら、カウンター開けてくれるの?ありがとねー♪
友:開けねばならないようだ。だんだん肩身が狭くなってたな。我々も。
芽:ごめんなさ〜いっ。
聖:きっと許してくださいますわ。
〜:許さねばならないようですぞ。
庸:ところで誰だ、この二人。
千:ど、どうも。
〜:千葉君と靖広君。中等部時代のクラスメートで大貴君の代理。
友:代理なんぞ立てんでもいいのに。
靖:それを言わないでくださいよ〜。
〜:ただでさえ影薄いんだもんな。多分このメンバーじゃ君たち二人は物静かに呑んで終わりだ。
千:靖広君。喋ろうな。
靖:おう。でも雰囲気で負けそうだ。すごい店に来てるんだなぁ。
千:マスター、筋者っぽいしね。
庸:……聞こえてるぞ。
〜:早くも黙ってしまったな。で。そちらの二人はなんでここにいるのさ。
映:えへへ、ついてきちゃった。
源:ぼ、僕も。
〜:保護者はこちらですぞ。
映:うわ。
友:どうも。
〜:うむ、これで喋ってない奴ぁもういないな。
佐:待ちたまえ。
〜:それどころじゃない。えー、日が変わる前にやらねばならぬことがあるのだ。昨日日が変わってないとのことだったアスカJr.に芽美ちゃんおめでとうを言わすのだ〜っ!
恭:そうよ、アスカJr.ったら芽美をほったらかしにして海外留学なんて許しがたいわっ!
涼:全くその通りだわね。芽美にさみしい思いをさせておいて自分はどんな暮らしをしているのか吐かせましょう!
佐:うらやましいんだね?
恭:当然よっ!
リ:ほら、そうと決まったらとっととかけなさい!
庸:くっ、また国際電話か……。
友:儲かってるんだからその辺は目をつぶれ。
〜:やっほ〜アスカじゅ……
リ:かわんなさいっ!アスカーっ!なんで夏休み帰ってきた時あたしに何も言わないのよーっ!
佐:おっと、今日の主役は君じゃないぜ。
リ:なによっ!
〜:えらい。
涼:ほらほら芽美。受話器持って。
芽:う、うん。
恭:芽美、しっかり!
芽:……。うん。うん。…………ありがとう……。
〜:しまった。この企画、電話の音スピーカーから出るようにしておかんと何の意味もない。ええい、ノイズが勝手に話を進めるからだ〜っ!ふぬう。
聖:良かったですわね。
芽:うん。
恭:何か言ってた?
芽:……。
恭:なに赤くなってんの〜?いいなーいいなー。ラブラブ〜。
〜:アスカJr.め、大衆看視の前で何を言ったのか!
聖:『言えって言われてるからだからな。羽丘、おめでとうな。これから寒くなるから風邪ひくんじゃねーぞ』でしたわ。
庸:聞こえたんかい、あの場所から。
聖:全て神のお導きですわ。
庸:下世話な神様だこって。
〜:PTA席のほうはどうなった。
映:ほらほら、飛鳥刑事も呑んで呑んで。
友:いや、でもいいんですかね、そちらの旦那さんからの視線が刺さるんですが。
映:あら。ほらほら、妬かないの。注いであげるから。
〜:何かキャバレーのホステスみたいになってないか、映美ちゃん。
源:キャバレーのホステスなんて僕は許しませんよ。
昭:おう、姐さんがホステスになったら俺ぁ通っちまうかも知れねぇな。
〜:って、あんたいつの間に。
昭:俺がいるのは普通だろうが。それよか、娘らは盛り上がってるみたいだなぁ。
〜:うむ。芽美ちゃんが彼氏にラヴコールをですな。はっ。
源:彼氏〜!?
映:ほらほらほら、気にせず呑んで呑んで。
友:酔わせて何もなかったことにするつもりですか。
映:しーっ。だから友貴さんも手伝ってもらえないかしら。彼氏の父親として。
源:彼氏の父親〜っ!?
映:き、聞こえたの?
友:酔わせましょう!
映:そ、そうねっ。
〜:なにやってんだか。こっちは修羅場になりそうだ、こっちはどうした。
芽:ちょっとーっ、何であんたはいつもそうなのよっ!……何ですってーっ!
〜:……なんでケンカしてんのさ。さっきまでラブラブだったのに。
涼:うーん、何か分かんないけどいつの間にかケンカになってた。
聖:いつもの事ですわ。
庸:国際電話で痴話喧嘩はやめてほしいもんだ。
佐:ふっ、相変わらずアスカJr.は女心の分からない男だねぇ。その辺、全然成長してないんじゃないのか。
リ:ちょっと。あんたにアスカのなにが分かるってのよ。
佐:え?あ、いや。
〜:こっちも修羅場か。
庸:店だけは壊さないでほしいぜ。
〜:……ところでお前ら何か喋ったか?
靖:……。
千:しくしく……。
00/10/27 赤く咲いても冬の花
〜:えらいこっちゃあああぁぁぁぁっ!
庸:どわっ、なんだなんだ!?
友:じ、事件かっ!?
〜:事件なんて生易しいことじゃないぞおぉ!うぎゃあああああ!
友:落ち着け。落ち着いて何があったか詳しく話すんだ!
〜:では落ち着くために一杯もらおうか。そうね、アドヴォカートでお口なめらか。
庸:……もう落ち着いてるような気がするけどな。ほれ。
〜:んぐっ。げほげほげほ。ぐ、ぐるじい。
友:何やってんだ。
〜:気管に入った。いや、それどころではない。すっかり忘れていたのだ!10月9日がなんの日かっ!
庸:……なんの日だ。いや、待て。微かに記憶があるような。
友:……となると、女がらみか。庸二が忘れるって事は子供かあるいは老女……。
〜:何でぇ、いい線行ってんじゃん。そう、その日はアスカJr.の愛娘、恋美ちゃんの誕生日、正確に言えば
庸:大貴の嫁の出産予定日だな。
〜:そ、その言い方はショックが大きいのでやめてはいただけないだろうか。いや、あながち間違いではないのだがね。なんかもう妊娠してるみたいではないですか。
友:まぁ、生まれる日ってわけだな。
〜:そうなの。恋美ちゃんの誕生日まで忘れてしまうとは。私ももう駄目かもしれん。
庸:結婚記念日とか忘れて女房を泣かすタイプだ。
〜:えぐっ。そ、そうなのだらうか。
友:ただ単に老いてきているんじゃないのか。物覚えが悪くなった。
〜:わしゃお前さんたちよりゃ20も若いぞえ。ぷんすか。で、今日の話なんだが。
庸:今日のはしっかり憶えてるぞ。来る頃だとは思っていたが。
友:ほう。何だ。
庸:お前も結婚記念日とか忘れたりしてそうだな。あいつの誕生日、思い出せるか?
友:それは忘れたりはせん。大体今日は何だ。
〜:今日はルシファーちゃんの誕生日〜♪
友:な!?
庸:毎年やってんだからいい加減憶えろ。
〜:そういうあんたは憶えなくていいのに。人妻なんだから手を出そうとするなよ。
庸:さあな。手が届く以上は手を出さずにいられない性分でね。
友:やめろ。
〜:そうだ。おいらも許さん。
庸:手が届かなきゃ問題ないだろうが。どこにいるのか分かりもしないのに手が出せるか。
〜:よもや常連客だとはさしもの庸二も気付かんらしいな。
庸:んあ?
〜:何でもありませぬ。
友:気になるな。
〜:よーっし、毎年恒例ルシファーちゃんに夜のお電話でむふふ〜コーナーだあっ!
庸:話をそらす作戦か。まぁいいや。
友:作戦に気付いておきながら成功させる気か。
〜:もしもし〜。あ。芽美ちゃん。子供は早く寝なさい。え?そうか、もう子供扱いする歳でもないわなぁ。で。ママいる?代わって。うんそうそう。何だってぇ!?むぅ。仕方ないのう。では戸締まりに気をつけるんだよ。……出かけてていないってさ。って……。
映:カシスソーダちょうだい。
源:じゃ、ボクはバーボンを。
庸:どこかで聞いたような組み合わせだな。そんな歌あったよな。
友:そりゃ平井堅だろ。
〜:なんでいるの。
映:あら。あたしは常連客よ。
〜:ごもっともで。で、友ちゃんはなんで平井堅なんて知ってるの。
友:いいだろ、べつに。
庸:見た目によらず気だけは若いからな。
友:うるさい。気だけは余計だ。
映:ねー、なんか誕生日に関係するようなカクテルってない?あたし今日実は誕生日なんだぁ。
庸:へぇ、奇遇だねぇ。実はさっきまで昔このへん荒らし回った怪盗のルシファーってのが誕生日だって話で盛り上がってたんだ。
映:うぐっ……やっぱいい。
庸:あ、そう?今日の映美ちゃんなんか変。
源:映美ちゃん……。ボクだってそんな呼び方しないのに。
〜:こんな事でいちいち妬かないように。なぜならおいらもそう呼んでるから。
映:あーびっくりした。そういえばみんな知ってんのよね。『ルシファー』の誕生日が今日だって。危うくバレるところだったわ。
源:だからうちでお祝いしようって言ったんだよ。2次会なんてやらないでさ。
映:ごめ〜ん。
〜:気にすんない映美ちゃん。源ちゃんはいつものヤキモチ癖がでてるだけだから。
映:そうなの?
源:ボクは知りませんよ。
〜:拗ねてる拗ねてる。それにしても映美ちゃんこの店に来るって知らんかったから電話かけちまったい。毎年恒例のやつ。まぁ生で喋れてるからいいけどさ。
映:せっかくお店の場所憶えたんだし、こないとね。でも飛鳥刑事、ちゃんとこの店に来てくれてたんだ。ちょっとうれしいな。
〜:友ちゃんは毎日来てると思う。常連中の常連だからねぇ。昔の相棒だし。でもやっぱり今日はルシファーの祝杯兼ねてだと思うぞぉ。店に来てから知って大あわてなんて夢をこわすようなこと言っちゃいかんよな。
映:なんか言った?
〜:いえ。
映:ちょっとうれしいからさり気に横に座っちゃお。
〜:……うらやましい。おい、源一郎、つぶれてる場合じゃないぞ。カッコつけてバーボンなんぞ頼むない、弱いくせに。うり。
源:痛いよ映美さん……。
〜:うふふ源一郎さん。……やめよう、俺が虚しい。しょうがない、酔っぱらいはほっといて俺もカウンター行くか。むぅ、映美さん端っこか。おいらはひとつ開けて座ろ……。
01/12/08 二人の時間をプレゼント
〜:やほ。急に冷えてきたなぁ。
佐:やあ。相変わらずむさくるしい店だね。
庸:閉じ込めたろか、ガキめ。
友:やめろ、俺まで帰れん。
〜:むしろ今日はむさくるしい方が俺的にはナイス。
庸:なんでだ。
〜:誰も憶えていないだろう、そうさ俺だって忘れていたさ。なんでも今日はこやつの誕生日らしいので祝ってやろうと思ってな。男だけで。
佐:ま、学校では散々女の子達に祝ってもらったとこだから、気分転換にはいいさ。
友:いけすかんな。
〜:だろ。
庸:俺も昔はそうだったんだがなぁ。年とともに俺の周りから女が減りやがる。年は取りたかねぇ。誕生日なんざ嬉しいのは今の内だけだぞ。
〜:そうそう。あとは還暦くらいにならんと。生きているだけでも喜ばしいという状態でないと。
佐:まだ成人にもなっていないのに還暦の話をしないでくれたまえ。
友:なぜここにいる、未成年。
佐:細かいことは言いっこなしさ……。それにあと1年だし、このくらいいいじゃないか。
庸:そういや、あと1年でお前らも成人なんだな。大手を振るってここに来られるわけか。
〜:もう来ているような気もするが。誕生日、リナぽんなんか5月だから早いぞ。
友:リナちゃんは根が真面目だからあんまり来ないよな。いまは。
佐:今はって……二十歳の誕生日とともに常連客になったりするんじゃないだろうね。
〜:あり得るな。しかも和田アキ子タイプだと思う。おいら的には。
庸:店にバズーカーさえ持ってこなけりゃいくら飲んでもいいけどよ。店は壊さないでほしいもんだ。
佐:いずれにせよ、そうなったら俺的には来づらいなぁ。
〜:いいじゃん、夫婦漫才の相方なんだから。
佐:誰が夫婦漫才……。
〜:聖華市の大助花子。
佐:……明日、君がそう言ってたの高宮さんに言ってもいいかい?
〜:言えるもんならな。
佐:……俺からは言えない……。そうだ、ノイズな二人を利用して間接的に……。
〜:策をめぐらすな。
友:こいつとリナちゃんが呑んでるのを見るのも面白いかもしれんな。もしリナちゃんが来るようになったら引っ張ってでも連れてこいや。
佐:し、市民の平和を守るのが仕事の警察官がなんてことを!
〜:平和じゃん、仲良く(?)お酒を飲むんだから。
佐:俺の平和はどうなるっ。
庸:まぁ、お前がいると店が壊されないですみそうだから、ここは諦めてサンドバッグになってくれ。
〜:そんな未来が今日のバースデープレゼントってことでどうだ。
佐:い、嫌すぎるバースデープレゼントだ……。
02/02/22 今年の企画の裏話
〜:おほん。今年もついにやってまいりました、立川恵大明神の降臨記念の大祭が!
庸:なんか大明神ってのは聖華市らしくねぇなぁ。
友:むしろタカマガハラ方面だろうな。
〜:いいの!とにかく、今まで毎年いろいろこの日には企画物をやってきたわけだ。
庸:だな。スケートとか。
友:で、今年はなんだ。
〜:実はぼんやりしているうちに時間がなくなったので大したものが用意できなかったのだ!
庸:威張って言うことか。
〜:だってぇ、連載があんなことになっちゃたしぃ。そのショックから立ち直るのにどれほど時間がかかったことか!
庸:いや、それは口実だな。
友:って言うか、それほど激しいショック受けてた様子はなかった。むしろ別なウェブページ作ったりどこぞの巨大掲示板群にはまったりと他方面で積極的に動いてたような感じだったが。
〜:なんで知ってるのさー!
友:俺は刑事だぞ。
〜:答えになってな〜い!おいらは取り調べられた記憶も捜査対象になった記憶も無いぞ!
庸:知ったことか。それより、大したものじゃないってことは、大したものじゃなくてもあることはあるんだな。
〜:うむ。実を言うとその巨大掲示板群ってのに関係のある代物でねぇ。あそこじゃアスキーアート、AAってのが横行しているだろ?
友:横行って……。
〜:まぁ、おいらは昔からドット絵みたいなちまちましたものが好きだからちょっと興味あったんよ。で、その巨大掲示板群の関係でアスキーアート作るエディタがあったんでちょっと試しに作ってみたのが、これ。
庸:じゃ、何か。この大祭の貢ぎ物がちょっと試しに作ってみたものだというわけか。
〜:そう言うなよぅ。徹夜して作ったんだぞ。夜中の4時くらいから作り始めて朝6時にできあがったって感じだけど。
友:それは徹夜と言わないような気がするがな。
庸:で、なんのアスキーアートなわけ?
〜:みんくちゃん。
庸:ハァ?何それ。セイント・テール系じゃないのか?
〜:そのツッコミ、2ちゃん入ってるじゃん。いいじゃないのさ、同じ立川系なんだし。
友:それもそうだが、なんでMink方面のアスキーアートの解説をここでやるんだ?
〜:いや、よもやみんくちゃんのAAの解説がこんなところにあるとは思わないだろうと言う思惑が無いでもないのだが。まぁ、裏話があるから目立たないようにやりたかったし。
庸:ここは目立たないのか。
〜:まぁ、とにかく他の作品にもおいおいと手を伸ばしていくので。あまりごちゃごちゃした絵よりもSDの方がやりやすいからそういう絵中心になると思うけど。
庸:ああ、つまりあれか。エプドレと一緒で少しずつ増える企画な。
友:まぁ、平たく言えば間に合わなかったから先延ばし、と。
〜:それを言わないで。
庸:絵やアニメーションより手がかからなくていいな。テキストベースだから容量も食わないし。いろいろと痛まない、いい回避策だと思うよ。
〜:回避じゃないもん!
友:回避だろ。
〜:はい。
庸:エプロンドレスのほうはどうなったんだ?
〜:はぁ、それもどうにかしないとなぁ。まだ数人書きたいキャラがいるし。
友:こんなところで油売ってていいのか。
〜:いいの。長期企画なんだから!
庸:開き直ったか。
友:味を占めてサボりぐせがつかなけりゃいいが。