99/09/29 宴の前の騒がしさ
〜:ウィーッス。いやー、めでたい日だよ。
庸:大貴の彼女の誕生日だったよな。
〜:そう。14才の誕生日おめでとうなのだ〜。
友:待て。確か俺の息子と同級生だったんだよな。
〜:2004年までは14才のまんまなの。永遠の14才といいましてね。
庸:どう見ても14にはみえないぞ。
友:じゃ、何か。息子がはたちのときに芽美ちゃんとデートとかしてるとだな、20男が14才の少女をたぶらかしてることになるのか。
〜:深く考えるな。
庸:そういやよぉ、大貴掲示板に書きこんだ時に出る大貴が芽美ちゃんたぶらかしてるイラストの話題が再燃してるだろ。
友:そういう話だと目の輝きが違うな。
〜:ぎらつきといった方がよい。
涼:やだ〜、まぁたエッチな話してるのねぇ。
〜:ぉぎょおおおお!
恭:なにそんなにびっくりしてるの。もしかして私たちの話してたんじゃないでしょうね。
〜:のののノイズなお二人さま。ごきげんうるわしう。私は悪くありません。
涼:……なんの話してたの?
庸:ほら、『探偵さんへ』に昔っから張ってある『あなたの瞳に魅せられて』のことを久々に。
涼:なんだ。あたしたちのことじゃないのか。
恭:少し不安になっちゃったじゃないの。
〜:ちょっと狙ってました。てへ☆
友:あいかわらずタチの悪い……。
庸:それより何の用だ。そのなりだと酒を飲みに来たってわけじゃねーんだろ。
恭:ほら、今日は芽美の誕生日だからぁ、
友:まさかこんなところでパーティやるんじゃないだろうな。
涼:まっさかー。ここでやるんだったらこんなおしゃれしてこないし、ここは誕生日パーティなんてガラじゃないでしょ。
庸:人の店をボロクソに言うな。もう酒ださねーぞ。
涼:ご、ごめんなさい……。
〜:酒を出してもらえなくなるより謝る方をとるのかい?
庸:おい……。で、結局用件は何だ。
恭:あの、そんな訳で今からパーティ会場に行くんだけど、佐渡君が来ないの。
〜:何だぁ、おいらを呼びに来たんじゃないのか。
庸:呼ぶか、おまえなんぞ。
友:聖良ちゃんの礼拝堂じゃないのか?
恭:そこに来てないんですって。だから来る途中にここによってみたんだけど……。
涼:他に佐渡がいそうなところってあるかな?
〜:あいつは神出鬼没だからいないと思う場所にいたりするし。発信器でもつけとかないと探しようがないねぇ。
庸:どうせ家で身だしなみでも整えてるんだろう。あいつ、こういうところに出るときは嫌味なほど身仕度整えてくるからな。
友:そういえば、聖良ちゃんの誕生日に呼ばれなかったって拗ねてたときもタキシードでびしっと決めてたもんな。酔っぱらいにからまれてよれよれになっていたが。
恭:なるほど、ありうるね。
涼:じゃ、まだ家にいるかもしれないってわけか。恭子、携帯で連絡入れてみて。
恭:うん。
〜:ところでさ、ちみ達のたんぢょうびはいつだったかいのぉ。教えてくれたら陰でこっそり祝ってやらんでもないぞ。
庸:てめぇは酒を理由つけて飲める日を増やしてぇだけだろ。
〜:あたり。てへ。
友:てへじゃない。
涼:ふん、あんたになんか祝ってもらわなくてもいいわよっ。
〜:なに拗ねてんのさ。もしかして詳細なデータがないから?
涼:分かってるなら聞かないで。
〜:アスカJr.の友達よりはマシさ。奴等は名前さえもらえなかった……。
涼:まぁそれよりはマシだけどさぁ。あたしたちこれで人気あったしぃ。
〜:はっ。自分で言ってりゃ世話ないぜ……あいたたたた、やめてね、やめてちょ。こんなことしてるとせっかくのおしゃれな服にしわが寄るぞ!あと怒ると顔にも小じわがががががががが……ぐふっ。
恭:ねー、もううちは出たみたいだよ。でもパーティ会場には来てないみたい。……なにやってるの?
涼:え、いや、あははははは。それより変ねー。どこかで車にでもひかれたかしら。ま、あたしたちも行かないと遅れるし。じゃあね。
庸:おう。また来いよ。
〜:あいたたたた。まさか締めワザで来るとは思わなかった。くそー、せっかくの少女の温もりを堪能する余裕がなかったじゃないか。
庸:なに言ってんだか。
〜:そういえば、友ちゃんも誕生日の設定って聞かないよね。ないの?
友:うるさい。
佐:やぁ。あいかわらずむさくるしい店だね、ここは。
庸:なんだいきなり。てめぇ、来るなりなにをほざく。
友:今日はこんなのばっかりだな。
〜:何しに来たの。芽美ちゃんのパーティーに行くんじゃないの。
佐:ああ、そうだとも!おととい、羽丘さんから電話がかかってきてね、呼ばれたんだよ。ふふふ、まいったなぁ、もてる男は……。僕には深森さんがいると言うのに……。罪な男だ……。
庸:……なんだこの自惚れの強さは……。
友:息子が『羽丘の誕生日にクラス会を開くことになったんだ』って言ってたけどな。
〜:なんだ、クラス会かぁ。それじゃクラス全員に声かかってるんじゃんか。
友:息子が幹事をやらされてるんだな。それで芽美ちゃんと聖良ちゃんにも手伝ってもらって連絡してた。その間電話占領されてたからよく憶えてる。
佐:なんだぁ。僕だけ呼ばれていたんじゃないのか。ま、いいさ……。
庸:どうでもいいけど、さっきノイズな二人がおまえ探しに来たぞ。遅れていくと嫌われるぞ。
佐:そ、それはいけない!急がないとっ!
友:あーあー、あんなに急いで。転ぶぞ、ありゃ。
〜:アスカJr.じゃないから大丈夫でしょ。
友:……本当だ。
〜:まぁ、あっちもパーティ始まるみたいだし、我々もぐわーっと行きますかね。おひょひょ。
友:我々は静かにのもう。
庸:それなら早めにな。すぐに騒がしくなるぞ。時間も時間だしな。
99/09/17 踏んでファイブサウザンド
〜:あう〜、仕事が全然楽にならないよう。
庸:ここんとこ来なかったもんな。酒も飲めないほどへばってんのか。
〜:否!酒はうちで飲んでるじょ。
友:まぁ、俺は気が楽でいい。
〜:友ちゃんにもっと気が楽でいいお話。どうも、このサイトもあちこち拡張して手をつける場所が増えてきたので今までのペースでここの更新するのも大変なんだわ。
友:そうか。じゃ、月に1回くらいのペースに落ちるわけか。
〜:そうねぇ。大体15日から50日くらいのサイクルになると思うんだわ。
友:えらいばらつきだな。大体どこが今までと違うんだよ。
〜:更新間隔の最大が約一月から20日ほど伸びたと。あんまり変わらないってのはそうかもしれないけど。で、次回更新は9/29前後っす。何の日かは言わずもがな。
庸:まぁ、基本的に気まぐれなのは変わりなしか。
友:15日たってないじゃないか。約束が違う。
〜:そんなわけなので、みんなもこまめにチェックしてね〜!
庸:誰だ、みんなって。
友:聞けー!
〜:そうするとカウントが増えて僕も嬉しいな☆
友:それはお前しか喜ばん。
〜:そうそう、カウントと言えば。ダブあすのページが5000ヒットだねぇ。
庸:その立松和平みたいな喋り方よせ。
〜:ノイズのページもカウントリセットから10000ヒットだねぇ。
友:そういえば、ダブあすの方は踏んだらしいじゃないか。
〜:ええ、バッチリ踏ませてもらいましたよ。うふふふ〜、やることが増えちゃったの。
庸:その割にはみつばちナッチなんて描いてるんだよなぁ。
〜:しーっ。
友:女装イラストも描くんじゃなかったのか。
〜:ぅぎくぅ。なぜそれを!
庸:一応チェックはしてるんだな、これが。
〜:もしや、煽り立てて他のことをやらせまくって、ルシファー話の更新を滞らせると言う作戦だなぁ!?その手は食わぬわー!
友:食わないのか。
〜:では、9/29ごろにまた会おうではないか!その前にも飲みには来るけど。ほなさいなら〜。
友:しかし、あいつも忙しいのか暇なのか全く分からない奴だな。
庸:暇人生活で忙しいんだろ?
99/08/14 血戦、あさがおシスターズ!
あらすじ:さきほど、私はスタミナのあるカクテルを注文した。そしたらスッポンの生き血入りのカクテルが出てきた。そのうち、鼻血が出て、飲んだ分は出ることになるのだろうか。
〜:スッポンの生き血のおかげでだんだんテンションあがってきたぞ。ああ、このパワーが仕事にもでたら!いや、仕事に使うのはもったいないか。
庸:夜に行動してよ、血飲んでたらまるっきり吸血鬼だよな。
友:夜型だからな。
〜:なんか言ったかい?
庸:さぁね。
友:む、日付が変ったな。明日というか今日は遅番だし、口うるさい大貴もいないし、今夜はのんびりするか。お、誰か来たぞ。
〜:そうやってまた話そらすし。
ゲストあたりつき沙綾さん(以下あ):あちさんどぅ〜。みんなでビールのみに来たよ。
〜:あら〜、こんな時間に珍しい。みんなって?
ゲスト沙綾(以下沙):お久しぶりですぅ。
ゲスト一馬(以下一):なんだ、沙綾は来たことあるのか?
常連^h^h真珠(以下真):あたしと一緒にね☆
庸:おぅ、いらっしゃい。
〜:未成年にみえるのですが。
あ:未成年でし。いや、未成年にも酒を出す店だって聞いたから……。
庸:未成年に酒を出す店があるか。年はいくつだ?
沙:はーい、じゅう……
〜:おまち。21って言いなさい。
沙:あ、は、はいっ。21でーす。
一:お、俺も21……。いいのかよ……。
真:あたしはは・た・ち☆になんか絶対にみえないと思うけど。
庸:よし。待ってろ。冷え冷えのビール飲ませてやるからなぁ。
友:さすが、無法地帯だ……。
あ:おぅ、よーく冷えてる……あー、効くねぇ!
沙:夏はやっぱりこれですよねっ。
一:なぁっ、本当にいいのかよ。マジで。そこにいる人刑事だろ?
真:なにびびってんのよ。男らしく、しゃんとなさいよ。
〜:……生き血は入ってないんだね。
真:……なに、それ。生き血?
〜:俺のにはたっぷりと。
真:やだ……。そんなこといってまたあたしのことをおどかそうとしてるんでしょ?
〜:だって。庸二、見せてみそ。
庸:ほれ。ボトル入りの生き血。
真:きぃやあああああぁぁぁぁ!なに考えてんのよおおぉっ!
〜:ボトルいっぱいに……そんなにどうするの?
庸:しゃーねーだろ?くれたんだから。いくら俺がスケコマシでもこれだけ使うのはヘビーだからな。
〜:あ、なるほど。そういうわけでもらったの。
一:おいおい、変な話すんなよ……。
沙:あたしよくわかんな〜い
真:カマトトしてる場合じゃないわよっ。あー気色悪い。
〜:血は苦手ですか?
真:な、なによ、その無気味なにやけ顔は……。
〜:マスタ〜。彼女にスッポンブラディーメアリを。
真:い、いらないわよっ。やめてよ、吸血鬼じゃあるまいし!
〜:そんなわけなのでウォッカはバンパイアスパイシーを使ってね。
あ:マスター、瑞泉。
一:俺は水割り。
〜:うしろのほうが白けてきてるので、ここは一つ賭けをしようじゃないか、まじゅりん。
真:まじゅりんはやめて。で、賭けってのはなに?
〜:ふふふ、パンドーラでのリベンジだ!七並べで勝負!まじゅりんが負けたらまじゅりんにはスッポンブラディーメアリを美味しくいただいてもらうっ!
真:そういうこと……。あんたが負けたら、これから向こう一ヶ月、この店のあたしの払いはあんたが持つのよっ!それとまじゅりんはやめて。
沙:お姉さまってよくここには来てるんですかぁ?
〜:うん、よく見かけるよっ!……話の骨を折らないでね。とにかく。スッポンブラディーメアリとまじゅりんの支払いとまじゅりんという呼び名を賭けての一本勝負だぁ!
真:あ、あら?もしかしてさっきの言い方だとそうなっちゃうのかな……。
沙:あたしも混ざる〜。
一:あ、俺もやる。暇だしな。
あ:あたしゃ見てるでし……。ルールわかんないし。
〜:あれ〜?みんな入るときゅーに和やかになっちゃうんだけど。ま、いいか。
真:ふふふ、これから一ヶ月間、呑みまくって全部あんたに払わせてやるわ。それからまじゅりんて呼ばないで。
〜:なにを。口の中を血だらけにしてくれるわ。もちろん、スッポンの血でな!精力絶倫になるがいい!
沙:じゃ、カードを配りますよ〜。
一:なんか、平和なムードと一触即発のムードが混在してるな……。
真:まずは7を……。なによ、このカード。
〜:あ、ギルビーのスピリッツについてきてたカクテルトランプだ。
あ:酒がいっぱい描いてある。
一:もっとマシなのないのかよ……。
沙:きれいでいいじゃない。
真:やりにくいったらありゃしない。
〜:まぁ、このトランプならまじゅりんもいかさまできまい。
真:あたしはいかさまなんかしないわよ。失礼しちゃうわ。大体七並べでどうやっていかさまするのよ。
あ:こさしゃん、今の手の動きなに?
〜:しーっ。
一:?
〜:一馬、なにを見ているか。おっ、こっちは残り3枚だぞ。
真:こっちだって。
〜:ふ、こっちのほうが回ってくるのが早いなぁ。
真:あいにく、こっちはスペードのJQKよ。順におくだけで済むもの。あなたはパスするんじゃなくて?おほほほ。
〜:うひょひょひょ。こっちだってダイヤの321と置くだけだぃ。勝ったな……。
真:う……。
一:はい、いちあがりー、と。
真:え?
〜:……なんですと?
一:俺が勝ったら何かあるのか?
真:そ、そんな。あたしの飲み代とまじゅりん撤廃はどうなるのよっ。
〜:どうせ負け決定だったじゃないか!こっちは勝てたんだぞ!まじゅりんを絶倫少女にしてやろうと思ったのに!あれ?違うな……。
一:とりあえず、これで今日は俺達はおごりな。
沙:わーい。
〜:あああ、久々にまじゅりんの恐怖にゆがむ顔が見られると思ったのに。
真:悪趣味……。
〜:そうさ、あたしゃ悪趣味サ!
庸:じゃ、この血はもったいないからお前飲め。
〜:あの、私2杯目なんですが。そんなに飲んだら死んじゃうよう。
庸:じゃ、明日飲め。キンキンに冷やしといてやるからな。
真:とりあえず、あたしが飲まなくてすんでよかったわ……
友:とりあえず、せっかくだからポーカーでもやるか。金賭けて。
あ:おっ、いいでしね。
一:あんた、刑事だろ……?
99/08/13 一日過ぎてブラディーバースデー
〜:おおおお、友ちゃんいたぁ。お久しぶりさばまぐろ〜。
庸:うちは鮨屋じゃねぇ。
友:威勢のいいのは鮨屋並みだとおもうがな。
〜:『へい、らっしゃい』って言ってみそ。
庸:へい、らっしゃい!
友:乗るなよ。
〜:なんか、鮨屋にしては怖すぎる……。とにかく、元気のでそうなカクテルちょーだい。仕事疲れで〜。
庸:よし。レッドアイだ。トマトジュースの代わりにスッポンの生き血を使う。
〜:きゃあ。
友:なんでそんな物がここにあるんだよ。
〜:血生臭いよぅ。
庸:ったりめーだろが。
友:お前も飲むんじゃない。
庸:せっかく出したんだ。飲め。
〜:せっかく出されたんだし、飲みます。
友:だんだん気分が悪くなってきたぞ。
〜:あ、そうそう。昨日はイギリスに行ってる大貴君のお誕生日だったねぇ。
友:こんなときに思い出すなよ。それに今は夏休みでこっちに来てるぞ。
庸:ああ、それでか。つい最近の話だが、大貴の姿を見たような気がしてな。おかしいなと思ってたんだ。幽霊でも見たのかと思ってたけどな。
友:人の息子を殺すな。
〜:じゃあ、友ちゃんは久々にうまい飯にありつけたわけだね。
庸:いい嫁さんになれるぞ、大貴は。
友:男だ。
〜:それにしても、こっちに来てたのか。それじゃ、せっかく送りつけて置いた誕生日カード、無駄になっちまうなぁ。
庸:なんだぁ?お前、そんなことしてたのか?にあわね〜。
友:確かに変だな。何かウラでもあるのか?
〜:裏は真っ白だけど。サンプルとして同じ物がここに。
庸:ぶっ。
友:このデザインはセイント・テールの予告状……。
〜:驚くと思ったんだけどなぁ。わざわざ本人に頼みこんで書いてもらったのに。
庸:暇なヤツだ。
友:付き合うセイント・テールもセイント・テールだ。
〜:暇じゃないもん。お仕事忙しいんだもん!
庸:そんなことしてるのに、か?
〜:こういうことをする時間は別なの。体力もね!
友:お前と付き合ってるとこっちのほうが体力消耗しそうだ。
庸:よし。疲れたら俺がスッポン生き血のブラディーメアリを作ってやる。
友:そりゃ、ただの酒入りの血だ。
99/07/21 まだまだ荒れる
〜:やっほ〜。暑いなぁ。蒸し暑いのが一番いやだよな。
友:お前も暑苦しい奴だしな。
〜:およ、来てたの?友ちゃん。
庸:今きたところだよ。
〜:んじゃ、暑いことだし何かトロピカルなカクテルを。憧れのブルーハワイ航路とか。
友:なんだそりゃ。俺はホワイトスパイダーでも頼むか。スカッとするしな。
涼:あたしはなんにしようかなぁ。
〜:おわあああ!ノイズシスターズ!い、いつのまにっ!
庸:今日は友貴もいることだし、酒抜きにしとけ。
友:今日はって何だ。いつも来てるんじゃないだろうな。
恭:そんなことないですよ。あはははは。
〜:白々しくないかぃ?
涼:気のせいよ。
恭:細かいことは気にしないでね♪
〜:つねらないでね。いたたたたた。
友:なにこそこそやってるんだ、お前ら。
涼:何でもないんですよ。
恭:あまり気にしないでくださいね。
庸:で、わざわざここに来たってことは何か用でもあるんだな。ただ酒飲みに来たってわけじゃねーだろ?
涼:そうなのよ。この間の聖良の誕生日パーティ兼めいみ@rubyさんのページ5万アクセス記念兼ひめさんのページ2万アクセス記念パーティの写真がいつの間にか公開されてたの!
〜:ああ、リナが呼ばれなかったって言ってやけになって聖華堀に向かってマシンガンぶっ放していたというあのパーティの。
友:ああ、佐渡が呼ばれなかったって言って拗ねて酔いつぶれていたあのパーティの。
恭:そ、そうだったんですか……?佐渡はともかく、高宮さんは呼んでおきゃよかったかな……。
友:マシンガンはまずいだろ……。
庸:エアガンだったって言ってたけど。
友:じゃ、大丈夫だな。
〜:マズルフラッシュ見えたらしいけど。
友:大丈夫じゃないじゃないか。
涼:まぁ、高宮さんが誰を撃とうが構わないけどぉ、
〜:人は撃ってません。
涼:あ。とにかく、承諾も得ずに公開しないでよ。
〜:承諾は得ましたとも。聖良ちゃんに。
涼:もう、聖良ったら人がいいんだからぁ。全員の承諾得てよね。
〜:だって涼子ちゃんはいいって言わないじゃん。
恭:涼子は大胆なドレス着て来たもんね。
庸:露出の多いドレスだったからなぁ。
涼:だーっ、思いっきり見られてるしぃ。
恭:よかった、おとなしいドレス選んでおいて。
〜:ということは、恭子ちゃんも大胆なドレスを!?
恭:れ、レンタルだってば……。
佐:これはスクープだっ!
涼:さ、佐渡!?いつの間に!今の聞かれてたの!?まずいわ、追うわよ恭子!
〜:佐渡……、あいつも神出鬼没だなぁ。
友:まったく、夏休みになると暇人が増えて騒がしくなる。
庸:せっかくのドリンク、口もつけずに帰っちまったぞ。もったいないから飲め。代金は飲んだ人持ちな。
99/07/03 荒れるお祝いトーク
友:お、コサインが来た。なんだ、昭良も一緒か。
〜:お〜ぅ、庸二ぃ。酒だ酒だ〜。
庸:お前、日に日にオヤジになっていくな。
〜:うげ。それはないでしょ。ひどいわぁ。
友:言うことがじじ臭いんだよなぁ。
昭:俺みたいに若々しくできねーのか。
友:若々しくってなぁ。
〜:精神年齢が低いだけぐはっ!
昭:何か言ったか?
〜:気のせいでございますよ。
庸:何しに来たんだよ、お前。
〜:言わずもがな!今日は聖良ちゃんの誕生日!よもや知らぬとは言わさぬぞ!
友:だからじじ臭い言葉を使うなって。
〜:気にするな。昭良ちゃ〜ん、何で聖良ちゃん連れてこないのさ〜。
昭:こんな胡散臭い店に清廉潔白で純真な娘を呼べるか。
庸:悪かったな。とにかく、注文は?高いの頼めよ。今の一言、高くつくぞ。
昭:脅すなよ……。取りあえずテネシー・バーボンを。
庸:オッケー、高いのチョイスしてやるよ。
〜:おいらは……、そうねぇ、聖良ちゃんに合いそうなカクテルと言うと……。ホワイトレディあたりかなぁ。
友:ペッパー警部か。
昭:そりゃ、ピンクレディだろ。
庸:オッケー、ピンクレディな。
〜:ホワイトです。ほわいと。
庸:ホワイトレディ……どっちのだ?
〜:卵の入ってないやつ。安いから。
佐:じゃあ、僕は深森さんの名前を一文字変えてミモザでも。
〜:うぎょおおぉ、さ、佐渡いいぃ!?いつの間にぃっ!
友:お前、未成年だろうが……。
庸:現職刑事の前で堂々と未成年が酒を頼むなよ。
昭:お前もそういいながら作るんじゃない。ま、友貴のことだ、見逃してくれるとは思うが。なぁ。
〜:まさか、断れまいて。
友:お前らなぁ。ま、しょうが無いか。
庸:こいつさぁ、あまり詳しくなさそうだからどさくさに紛れてウォッカ混ぜてやったぜ。
友:よせよ。相手は未成年だぞ。
佐:ふ、この日のためにカクテルをチョイスしておいたんだ。深森さん、君の瞳に乾杯!
昭:俺も深森なんだが。
佐:あ、お父さん。おいででしたか。
昭:誰がお父さんだ。
〜:しかし佐渡。お前、何でこんな日にこんな所にいるんだ?聖良ちゃんお誕生日パーティとかには出ないのか?
佐:ふ……(涙)。呼ばれてもいないのに行くなんて、かっこ悪すぎるからね……。
庸:呼ばれなかったか……。邪魔者扱いされたんだな。
昭:いや、今年のパーティは女の子だけ集めてやるって言ってたな。
佐:そういうことだったのか……。僕はまだ諦めなくていいんだね?深森さん!
昭:俺に言われても。
友:聖良ちゃんのことだろう。
庸:こいつ、もしかして酔ってないか?
友:お前がウォッカなんか混ぜるからだろうが。
昭:このくらいで酔うなんてまだまだ甘いな。今夜は俺が鍛え直してやる。
庸:こいつがここに来るといつもこうなるな。
友:ついてない奴だ。
昭:よっしゃ、旦那、がんがん酒を出してくれっ!
〜:あっ、おいらも乗るぞ。今日はがんがん飲むのだ。今日はちょっと金回りが良いのでね。おごるぞぃ。
庸:おいおい……。こりゃ凄まじいことになるぞ。
友:俺、逃げるわ。
99/06/12 ごまんえつDays
〜:いやー、しかしあれだな。
庸:なんだ。スノースタイルの塩なんか舐めてないでさっさと話せ。
友:血圧上がるぞ。
〜:友ちゃんはそろそろ血圧が気になるお年ごろかな?
友:う。
〜:あと一月もたつと聖良ちゃんの誕生日だよなぁ。
庸:ああ、そうだっけ。
友:先の話じゃないか。
〜:いつもご満悦な聖良ちゃんだけど、ご満悦と言えば。
庸:いえば?
〜:めいみ@rubyさんのところ、50000アクセス越えたねぇ。
庸:ちょっと待て。それとご満悦のどこが関係ある……あ、ゴマンか?
〜:おしい。ゴマン越えたんだろ?だから、ゴマン・越。
庸:えつって……。越中の越か……。
友:あいかわらずどうしようもない……。庸二、俺にもソルティドッグ。
〜:血圧気にしてるんじゃないの?あいたっ。なんだよう〜。
庸:お前もこいつの言うこと一々反応するな。
友:分かってはいるんだがな……。ついよ、つい。
〜:まぁ、そんなワケで、めいみ@rubyさんはこれからが大変みたい。掲示板のほうでもすでに圧力がかかり始まってるし。
庸:お前はその辺気が楽でいいな。
友:それがそうでもないらしいんだがな。
庸:なんだ、こいつのところ何かあったっけ?アクセス回数も半端だし、掲示板の書き込みも200も行ってねぇだろうが。
友:それがな、こいつ、夢の世界で掲示板書込み1,000番目を無意識のうちに踏んでたらしいんだな。
庸:なるほど、それで何かやろうって訳か。
〜:ふっ、高天原は高天原、中ツ国は中ツ国さ。
友:やるのは結局お前だろ。
庸:それに、聖良ちゃんバースディに何かやるんだろ?
友:泰造小説のほうもそろそろ更新かける時期じゃないのか?
庸:いいのか、こんなところで油売っててよ。
〜:ぐはぁっ。い、いかん。ここは居づらくなったようなので次の店に!
友:更新ほっといていいのか〜。あの慌てよう。サボってる身には効くよな。
〜:くっそ〜。更新更新言いやがってぇ。斯くなる上は、真っ先に友ちゃんの思い出話追加してやるぅ!さらばだ〜!
友:あああっ!?しまったぁ!
庸:俺は別にいい。
99/05/19 明日へと駆けだして行こう
雅:ちわ〜……おおっ。今日はいっぱい人がいるぞ。
庸:何だよ。いつもは客がいなくて閑古鳥が鳴いてるみてぇじゃねぇか。
〜:今は空いてる時間帯なの。それよりも今日はゲストとしてこのお方を招いております。きゃ〜。
ゲスト1・リナ:なんであたしがこんな胡散臭い店に呼ばれなきゃならないのよ。しかも男ばっかだし。
ゲスト2・保護者森中市長:まぁ、そういうな。私の知り合いなのだからな。
雅:誰?
〜:未来じゃお世話になってるんだろ?よーく顔を見て思い出せよ。
雅:??
リ:ちょっと、そんなにまじまじと見ないでよ。照れるじゃない。
雅:ああああああぁぁぁっ!?もしかして、リナおばさん……!?
リ:ちょっと、今なんて言った?
雅:あ、いや……。
〜:今日はリナお嬢様のお誕生日なのです。いやぁ、より大人としての魅力に磨きがかかりますな。(雅貴君、この人は誉めておけばごきげんなんだから余計なことは言わないように)ぼそぼそ
雅:リナ……さん、若い頃はきれいだったんですね。(あまり誉めたことないからなぁ。俺)ぼそぼそ
リ:あらぁ。うれしいこといってくれるじゃないのっ。ルンルン♪ところで何かぼそぼそ言ってたみたいだけど?
〜:気のせいでございます。
雅:空耳だと思いますよ。
庸:俺には聞こえたぞ。
森:知らぬは本人だけか……。
リ:あっ。そろそろ行かないと。みんながパーティ開いてくれることになってるの。じゃあね。
〜:さようなら〜。うーん、パーティか。盛大に祝ってあげないと機嫌悪いんだろうし、大変だなぁ。
雅:はー、やっぱりバズーカ持ち出して暴れたりするんですか?酒が入ると怖いんですよね、あの人……。
リ:なんか言った?
〜:気のせいでございます。(げっ、聞いていたのか。ヤバいなぁ)
雅:空耳だと思いますよ。(俺はコサインさんにつられたんだっ!本音じゃないっ!)
リ:ならいいけど?
雅:寿命が縮んだ……。
庸:秀さん、何飲みますか?
森:水割りでももらおうか。ところで、飛鳥君は今日は来ないのかね?
〜:呼んでおいたんでそろそろきまっせ。
友:よう。おや、市長。いらっしゃってたんですか。
森:ちょっと呼ばれてな。姪が誕生日だったんで、その祝杯ってわけだ。
友:苦労しますな。
森:さっきから聞いてると、姪があちこちで苦労かけてるみたいな言いっぷりじゃないか。
友:いや、その。おい、もしかして俺を呼び出したのはそういう理由か?
森:でたな、おハコの話題転換。
友:う。
〜:それもあるけど。今日は遂に雅貴君とお別れの日なのでね。
雅:おおっ。ということは完成したんだな!?マシンが!……随分早くねー?確か先週はまだ手もつけてないって……。
〜:まぁ、ちょいちょいちょいっと作ったんでね。
雅:おいおい、手抜きくせーぞ!?大丈夫なんだろうな!
〜:だいじょーぶだいじょーぶ。おいらに任せておけば何も問題ないっての。
雅:あんたに任せておいて、こんな目にあってるんじゃないか。
庸:信頼はできる奴だが信用はできない奴だからな。
雅:で、そのマシンはどこに?
庸:もしかして、昼間運び込んだやつがそうなのか?
〜:うん。あたり〜。
庸:しかし、あれは……。やっぱりあれがそうだったのか。使おうと思ったら変だったんでもしやと思ってたんだがな。
友:どれだ?
庸:あれだ。
雅:……あれって。誰がどう見ても冷蔵庫だよな。まさか、俺を冷凍して未来まで保存とかいうんじゃないだろうな。
〜:雅貴君。鋭いね。
森:死ぬと思うんだが。
〜:だいじょーぶだって。
雅:全然大丈夫じゃねええぇぇ!
庸:でも、ただの冷蔵庫じゃねーんだろ?
友:ナショナルって書いてあるぞ。ただの冷蔵庫にしか見えん。
〜:ベースがナショナル冷蔵庫で改造してあるの。これはねぇ、瞬間的に氷点下230℃にまで急速冷却するための冷蔵庫なのだ!
森:しかし、そんなことしたら細胞内の水分が膨張して細胞が破壊されないか?
〜:だ☆か☆ら♪一度冷気で体温を15度まで下げてから、血液を抜いて代替えの溶液を注入後、フリーズドライにして保存するの。
雅:フリーズドライ……。俺はインスタント食品か……。
〜:そう。未来にはお湯で戻すんだよ。
庸:熱湯かけたら死なないか。
〜:だからぬるま湯で。
友:なんか、無茶苦茶な理論だなぁ。本当にうまくいくのか?
〜:じゃ、準備に入るから雅貴君はこの中に入ってね。
雅:おいおいおい……マジでやるの?いやだ!俺は死にたくないぞ!
〜:死なないって。任せてって。死んだら化けて出てもいいから。
雅:死んだらって。死ぬんじゃないかぁ!
〜:もしもの話だよ。まぁ、ここまで来たらやるだけさっ!
雅:いやだってば!助けてぇ!
〜:暴れるなって。しょうがないなぁ。ほれ。
友:なんだ、それは。
庸:クロロホルム……?
雅:う…………。
場面は転じて20xx年
〜:ぃヤッホー。元気?
庸:なんだ。まだ開店じゃねーぞ。
〜:いや、岡山のセンセからメールが届いてね。『雅貴のことを忘れてないか』って。
庸:そういえば、最近見ねぇな。
淳:この間の機械で過去に送ったんじゃなかったっけ?
庸:あ、そうだ。思い出した。そうか、あの後ガンガン呑んだもんなぁ。忘れてた。道理で見ねぇワケだ。
〜:で、だ。憶えてる?雅貴君を冷凍保存した冷蔵庫。
庸:ああ、あの。そういやそんなことあったっけなぁ。忘れてた。
〜:あれ、どこにしまった?
庸:地下の倉庫じゃねーのか?確か、電池が50年もつ強力なヤツで、環境に影響が出るとよくないとかで地下に厳重に封印したんだぞ。
〜:なーるほど。だから忘れたんだ。では、これより復活の儀式を。
淳:面白そうだ。俺も行っていいか?
庸:俺はかまわないけど。
〜:よーし。行くぞぇ。ああ、我々は再び世紀の一瞬を見ることになるのだ!死んでなければ!
庸:あった、これだな。いやー、すっごいホコリかぶってるわ。
淳:こんなのあったのか。知らなかったなぁ。
〜:よし。それでは復活の儀式を執り行う。スイッチぽん♪
庸:儀式かよ、それが。
淳:何が起こってるんだ?
〜:まずぅ、雅貴君がフリーズドライ状態で真空保存されている室内に空気を充填するわけだ。その後、ぬるま湯で戻して、血液を再注入、その後体温をあげて、脳にパルスを送って蘇生するわけだ。
庸:ほう。ややこしいことやってるんだな。
淳:よく作ったな、こんなの。
〜:JeWeLの資料から見つけたんだよ。面白いのがいっぱいあるからこうやって実験して遊んでるの。JeWeLの世紀の大発明もおいらにとっちゃおもちゃさ!
庸:……三分たったぞ。まだか?
〜:ラーメンじゃないんだから、三分じゃ無理だって。二時間位かかるからほっておこうじゃないの。
淳:ひでぇ。俺は実験台にされたくないなぁ。
〜:彼は自らこの道を選んだんだ。感謝しているよ。ちょっとだけ。
庸:なぁ。ラーメンが食いたくなった。しかもインスタントが。
〜:いいねぇ。卵でも入れて。たべましょたべましょ。
淳:もしかして、もう雅貴君のこと忘れてるんじゃないだろうなぁ……。
その後、雅貴君は自力で倉庫を這い出してきました。いやぁ、無事でよかった。
99/05/11 忙殺
〜:ふにゃあ。庸二の兄貴、お酒くださいまし。くれ。
庸:何だ、だいぶバテてるな。ゴールデンウィーク疲れか。
友:しばらく静かだと思ったらこいつが来なかったからだな。どうした、仕事疲れか。
〜:仕事じゃないの。プライベートが忙しくてね。はー。知ってる?タカマガハラ方面で激しく活動していたの。
庸:ああ、夢の世界にいたってか。……寝疲れたわけだな?
〜:寝てねっす。だからタカマガハラの方ではずいぶん寝てるんじゃないかな、と。まぁそんな話はどうでもいいわけで。
友:しばらくこっちのページまでは手が回らないみたいだな。
〜:うん、そうなのしくしく。もうすぐリナちゃんの誕生日だからそれに合わせて一回更新しなきゃね。
庸:友貴、こいつはそうそう滅多なことじゃ止まらないぜ?
〜:ちょっと遅れたけどね。
友:もう少し別なほうに情熱注いで欲しいな、仕事とかさ。
雅:情熱といえばさぁ。俺を未来に送り返す方法、どうなった?俺を未来に送り返そうっていう情熱が感じられないんだけど。
庸:お、雅貴のぼうず、いたのか。
〜:いやーん。ごめんよぅ雅貴くぅ〜ん。でも、もう少しまってね。ね。ね。
雅:ご、ごめんなさいごめんなさい、もう言いません、だから放せ気色悪い!
〜:分かればよろしい。でもね、実際言うとさ、一瞬でぱーっと未来に送り返すって方法はJeWeLの研究でも見つからなかったみたいでさ。
雅:そ、それってまさか未来に送り返す方法はないってことじゃ?
〜:『送り返す』ってのは無理だねぇ。あ、落ち込むのはまだ早いぞ雅貴君。要は雅貴君がこのままの状態で元の時代に戻れりゃいいんでしょ?その方法はしっかりと分かってるから。
雅:おどかさないでほしいなぁ。で、その方法は?どうするんだ?早く未来に帰してくれよ。
〜:実は、だな。方法はよくわかっているのだが、そのためのマシンがまだ着手もされていない有り様なんだなぁ。もうちょいまってね。
雅:おいおいおい……。
庸:こいつはこういう奴だ。諦めろ。
友:ところで。聖華警察ページから俺の暴露話が消えたようだが。
〜:消えちゃいないけど。ちょっと場所を移動したの。
雅:あ、もしかして俺の話って終わった?ああ、まだ帰れないのか、俺。
〜:いいでしょ、のんびりできて。で、飛鳥刑事の恥ずかしい大活躍のお話は、『4階・創の階層』に移動になりましたですの。
庸:場所が変わっただけだな。
友:なんだ。残念。
〜:だって、ここで消えたら全国6000万人の飛鳥刑事ファンが泣くやん。
庸:そんなにいるかよ。俺のファンならともかくな!
〜:本気で言ってないよね、まさか。
友:いや、こいつは本気だ。
〜:6000万人ったって全員女じゃないぞ。
庸:じゃ、やめとく。
友:こいつは……。
〜:で、忘れてた雅貴君だけど。早く未来に帰りたいかい?
雅:当たり前だっ!
〜:うむ。彼女も置き去りだろうしな。もう会いたくて会いたくてしょうがないんだろ。任せとけ。
雅:ななに言ってんだよ。そんなんじゃねぇ!俺がいないとルージュ・ピジョンが
〜:さみしい思いをするからな。
雅:違う〜!あいつが好き放題やらかすのはだな、……聞けー!
〜:まぁ、これから大急ぎで準備にとりかかるわ。んじゃ。さーて、酒でものんで作業に移るかぁ!
雅:大丈夫か、本当に……。
友:なぁ、あいつは未来でもあんななのか?
雅:悪いけど、全っ然変わってねーよな。
庸:ま、三つ子の魂百までって言うし。
友:百まであんな性格だったらこっちは長生きできんな……。
99/04/20 時をこえて
20xx年。世代が変わりつつもあいもかわらず営業を続けるBAR・裏切り者にて。
庸:それにしてもお前さ、よくこんなものの設計図なんか見つけてきたよな。
友:まったくだ。それに作ってみようなんて気になるのもなぁ。
〜:でもさ。この資料って、あのJeWeLが長年研究してきたヤツなんだぞ。だいじょーぶだって。それに、ほら。ちゃんとJeWeLの方でも試作機作って動作確認までしてるんだから。
庸:でもよ。お前の作ったもんて結構怪しい動作するじゃねぇか。
昭:だから俺が手伝ってるんだろ。すごいことじゃないか。夢物語が一つ現実になるんだぞ。それをオレ達の手で成し遂げるんだ。これほどの喜びがあるかってんだ。あぁ、神よ。ありがとうございます!
庸:あいかわらずだな、お前も……。
昭:よしっ、完成だ……、と思う。さっそく実験実験!
友:思うで実験するなよ。俺は絶対やらないぞ。
〜:あ、またそうやって便所に逃げる。もう。
庸:俺は客の相手が忙しい。
〜:俺達以外には一人しかいないじゃないか。
庸:カクテル、何か飲むよな。なぁ。
客:飲みます。飲ませていただきます。だからその目やめて……。
〜:何だよ。全く非協力的な。しょうがない、あんた、行ってみる?
客:え、遠慮します。
〜:そう?あ、カモ発見!
ゲスト雅貴(以下雅):こんばんわー。じっちゃんは?ここに来てるはずなんだけどさ。
〜:やー雅貴君、友ちゃんならちょっとおトイレだよ。それよりいいところに来た。今な、タイムマシンの試作機が完成したような感じなんだ。実験してみようと思うんだけど、やってみるかい?
雅:おおおっ、マジかよ!すげぇ!
〜:未来には飛べないんだけどさ。ちょっと過去に行ってみないかい?
雅:うーん。ちょっとだけ行ってみたいなぁ。乗せてくれよ!
昭:これはな、時空間を歪めて現在と過去をコネクションする機械なんだ。だから乗るってのはちょっと違う。この機械でできた時空の境界面に飛び込むんだ。
雅:なんか、ややこしい……。俺、死んだりしないよな?
〜:動作は、俺がこの目で確認済だから。がんばって行ってらっしゃい。
昭:よし、スイッチオン!
雅:おおおっ、こいつはすげェや!
〜:あ、そうそう。ちょっとこれを持っていってくれないかな。過去に行ったときに必要になるはずなんだ。
雅:?CD-ROM?
〜:さぁ、過去に向かってレッツらゴウゴウ!
雅:なんだかよくわからなくなってきたけど、行くぜ!
〜:いってらっしゃ〜い
友:ん?誰か行ったみたいだな。どうだ、調子は。
庸:呑気な事言ってていいのか?行ったの、雅貴だぞ。
友:な、な、な、なにいいい!
場面は転じて1999年
〜:今、なんか変な物音しなかったか?
庸:ん?そうか?
友:その樽のほうから聞こえたな。オブジェの。
庸:ネズミじゃねェのか?チッ、そういやぁこの間でかいネズミが歩いてやがった。キンチョールぶっかけたけど死ななかったんだな。
〜:おい、樽の蓋が開いたぞ……。ぎゃぁ。でかいネズミだぁ!
友:おい、ネズミじゃないぞ。人だ。
雅:ぷはー……。おおっ、着いたんだな!すげぇ、みんな若いや!
庸:なんだ、このガキ。いつからここにいたんだ?
友:どこかで見たような顔だな。知らないヤツみたいだが……。
雅:ああっ、ひどいや。そっか、まだ俺生まれてないから俺の顔知らないんだな……。
〜:ん?もしや雅貴君ではあるまいか。岡山のセンセが持ってた写真の顔がこんなんだった。
雅:うん、そうそう。俺はアスカ3rd、飛鳥雅貴だ!
庸:ほう、お前のところのガキはこんなにでかい子供がいたのか……。
〜:べたなギャグはおよし。それより雅貴くぅん。何か、未来で預かったものはないかな。未来の俺にさ。
雅:ああ、これを渡されたけど。
〜:CD-ROMか。じゃ、これはもらっとくよ。もともと俺のなんだからその疑わしげな目で俺を見るな。
雅:何が入ってるんだ?そのCD-ROM。
〜:うふふふ〜、何でしょ。おいらには見当ついてるけどねっ。それよりもさ、岡山のセンセが未来のトークを公開したんだよ。この状況、知ってる?
友:ああ、この間のだな。この店でトークしてるやつだ。
雅:ああ、これはちょっと前の話だなぁ。
〜:あっ、そういえばこの中にはともちゃんに知られたくない話がなかったか。隠せ、雅貴。
雅:あ、そうだ。やば。
庸:ところでさ。お前、どうやってここに来たんだ?どうやって帰るんだ?
雅:ここには、なんだか怪しげな機械を使ってきたんだ。で……。
友:で?
雅:帰るのは……。
〜:どうするの?
雅:……どうするんだろう……。
庸:おい……。
友:もしかして、帰り方知らんのか?
雅:訊くの忘れてた……。ああああっ、どうしよう!どうしよおぉっ!
〜:さすが、血だなぁ。どこか抜けてるわ。
友:血って、誰の血だ……。
〜:わかってるじゃん。
友:俺は何も言ってないぞ。
庸:言わずと知れた事だろ?
友:それより、そこで放心状態の雅貴、どうするんだ?